主演のデルフィーヌ・セイリグの演技すごかったんだなと改めて。時代を生き抜いてきた人だし煩わしいとこもあるけど、映画の中のジャンヌディエルマンとは全く違う人間だった。撮影スタッフ女性なのもいい。25歳…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
後にも先にも見られるかわからないこんなに貴重な映像を見れてしまった事がまず嬉しすぎる!シャンタルアケルマン映画祭の中でも1回限定上映だったから本当に見逃さなくて良かった…!!
「ブリュッセル108…
俳優は、行動、セリフ全てに必然を求め、
監督はその場で生まれる偶然に近い感性を求めるものだと、つくづく思い知らされた。
色を塗る者と、塗られるものの関係、
塗る側は思う、この色味が1番好きだ、
塗…
決して手放しの感動では終わらせてくれないが、物を作ること、物を考えることは、自分の置かれた構造を如何に変えていくのかを表明することなのだと、『ジャンヌ・ディエルマン』の製作過程そのものが教えてくれる…
>>続きを読む◎ これを見るために前の3時間映画本編も再鑑賞。名古屋では1日しか上映しないのでメイキング的な位置付けの作品ですけど、すごいお客さんがいてシャンタル•アケルマン作品への期待度の高さを感じました。
モ…
このレビューはネタバレを含みます
2023/0521
若く映画作家としては経験値が浅い24歳のアケルマンさんの感覚的な指示を、
42歳のセイリグさんは
伝統的な業界を生き抜いてきたこれまでの経験や癖頼りに飲み込んで演じるのではなく…
このレビューはネタバレを含みます
創作のプロセス見るの大好物だから面白かった。
みんなのレビュー見るとすごく険悪とか緊張感とかあったから、そのイメージで見たんだけど、おれは何だかとても普通のやり取りのように感じた。特にアケルマンとセ…
セイリグの振る舞いを威圧的だと断ずることもできるが、この環境が稀有であることを若手スタッフになんとか伝えようとする声は、(当時の)彼女にとっては悲痛の叫びだったのであろうし、(第二波に身をおいた者の…
>>続きを読む