そういやシャンタル・アケルマンってこの時点では自分が主演の作品しか撮ってなかったと思い出した。自分で演じるなら自分の感覚を演技で表せれば良いけど、他人にディレクションを与えるなら言語化しないといけな…
>>続きを読む映画ってここまで詰めて考えなきゃいけないのか。こんなに演出の過程を見られる映像作品って私は観たことがなかったからその細かさに驚いた。監督と役者、演出する側とされる側。映画を作る=たくさんの人間が集ま…
>>続きを読む映画の裏側を見た。
良いものを作りたいのは同じ。考え方アプローチは違う。どうやってすり合わせていくのか。この労力は精根尽きるもの。私はこういう努力から今まで逃げてきた。乗り越えてこそ本物が生まれる?…
案の定デルフィーヌ・セイリグのパワハラぶりが露呈されていたが、これは完全にアケルマンの復讐であったと思う。死後公開という優しさも、より告発的な意味合いを帯びているように感じた。
それがドラマを誘発…
【シャンタル・アケルマン監督映画祭2023】
『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』の撮影現場を収めたドキュメンタリー。
監督は、主演デルフィーヌ・セイリグの当…
このレビューはネタバレを含みます
台本から読み取り感覚的に演技して欲しいという監督と、監督の意図や考えをきちんと理解して演技したいという女優。
25歳のシャンタル・アケルマンと42歳のデルフィーヌ・セイリグのディスカッションが凄い…
このフィルムを撮ったサミー・フレイがgood job過ぎる…単なる色男俳優じゃなかったんだな…と、一瞬思ったが、記録しておきたくなるほど刺激的な現場だったということなのだろう。
結果としてあの映画の…