光の彩度をきめ細やかに捉えた作品だった。カメラの置く位置という指向性はよく見受けられるが、このような形での光源の指向性となると珍しい。ライティングも自然光に近く、微かな明暗という点を強く感じられる。…
>>続きを読む☆俺基準スコア:2.2
☆Filmarks基準スコア:3.4
中国湖南省…
親元を離れ、CAになるため学校に通う二十歳のリン。派遣でモデルのバイトをやっているが、母親にカネを無心されていて…
中国っぽい映画だが上海以外嫌いそうな監督さんの映画だなって思った。人を人とあまり思わないというか命の神秘のようなものを感じさせない暗い映画。
女性ならわかるとなるのかもしれないが、ピンとこない箇所が…
立て続けに、武蔵野館では中韓の女の生きづらさの作品を観た。それぞれ「石門」と「ケナは韓国が嫌いで」。面白いぐらいに両作はシンクロしている。抗えきれない男性上位の因習。それでも旧態依然とした社会から切…
>>続きを読む映画『石門』
舞台は2019年、中国湖南省の長沙市。コロナ禍直前から始まる。
主人公の20歳のリンはフライトアテンダントを目指し働きながら勉強している。両親は郊外で産婦人科を営んでいるが、死産によ…
えっという場面が続くのだが、この国では何でもありだから淡々と映っていく
そこに挟まれる女性の肉体の変化と痛み、そして最後の場面の放つもの
以下、ストーリーに触れています
特に何かしたいと…
主人公のリンは、ほぼ全編に渡って引きのカメラで映される。しかも横顔や俯いた角度で。表情がはっきり分からないことも多いし、手を伸ばしても届かない距離だから、彼女の考えていることはよく分からない。いや、…
>>続きを読む©YGP-FILM