二人の息子の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『二人の息子』に投稿された感想・評価

昼寝

昼寝の感想・評価

5.0

マジにしんどいが傑作の中の傑作だと思う…ハネケも目ではないくらい鬱屈とした映画でほんとにしんどかった…。マンションの階段の上り下りだけで長男だけが家族の中で違う階級に生きることをスマートに示す縦移動…

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これまで観た千葉泰樹の中では2,3位のベスト級

闇成瀬の傑作群と比肩する、松山善三脚本

宝田・加山の兄弟、良い顔合わせ

久しぶりの藤木悠成分をたっぷりと

田浦正巳、同日に観た『真夜中の処女』…

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Kunihiro

Kunihiroの感想・評価

3.5

千葉泰樹特集にて。松山善三らしく、悲劇を重ねて最後にほんの少しの希望をもたせる構成。どの考え方が正しいということはないが、ただ母親の人生には同情を覚えた。それにしても宝田明はホステスと一緒になる役が…

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映画男

映画男の感想・評価

3.0

親父が仕事をクビになり、一家に貯金もなく、負の連鎖で崩壊していく貧しい家庭の悲痛なドラマ。無情にも程がある。黒澤明の天国と地獄が63年だから、当時こういう格差問題は結構当たり前にあり、なかなか深刻だ…

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むこ

むこの感想・評価

3.5
物語の内容的にはまさに地獄絵図なのだが、千葉泰樹監督らしい対比構造を見事にとりこんだ職人的な演出で観いってしまう!
よくできた話だった
自分の生活を守るサラリーマンと、他者依存の家族が衝突する負の連鎖
「生活力のない親は、親じゃないのか?」
刺さった

作品のトーンからして自動車事故の迫力が唐突に来てびっくりした。それが良かった。

老年の非運な人生も恐ろしいが、それ以上に恐ろしいのはサラリーマンの日常のような現実での駆け引きの緊張感。代書屋で老人…

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mrhs

mrhsの感想・評価

4.0

資本主義の終わりより、世界の終わりを想像する方がたやすい(byフレドリック・ジェイムソン→マーク・フィッシャー)という言葉を思い出してしまう。休職中に観るものじゃなかった。

当時の日本のスタジオシ…

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一

一の感想・評価

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宝田明と加山雄三という明朗なキャスティングをしておいて、展開するのは松山善三による東宝ダークサイド、つまり凄まじく細かいカネ・カネ・カネの不幸な庶民劇なのでスゴい。煙草の銘柄、生卵ひとつで身を切られ…

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IMAO

IMAOの感想・評価

4.0

千葉泰樹の割と後期の作品。彼の映画は多分『女の闘い』しか観たことがないので、その演出に一貫性があるかどうかはわからないが、とても堅実な作り。でも僕はこの作品は、松山善三の脚本の映画だと思って観ました…

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