離人感というか、ボッーと一点を見てたら世界が遠のいていく時の感覚。目が離せない。
その場の環境音は響いてるのに、映ってるアクションの音や会話は拾ってなかったりすることもある。イメージビデオのような…
ニナ・メンケスがハリウッド映画の底知れぬ暗闇の中で僅かながらに掴んだシャンタル・アケルマンの『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』という微かな感触を大事に丁寧に…
>>続きを読む確かに失われしアメリカ的な風景の切り取り方がベニングっぽいし、『冬の旅』っぽいし『WANDA』っぽいしライカートっぽいし勿論アケルマンっぽいし…って事で何も書くことがない。老人は何を語るでも無く死ん…
>>続きを読む監督が「人間」と思うものの博覧会みたいな。賭博、介護、結婚。個人視点の『コヤニスカッツィ』かと錯覚するほど画がいい。カジノディーラーの手という、最も人に見られるだろう手のひとつがとる仕草を執拗にとら…
>>続きを読む特集上映で初見、いろいろ先進的な女性目線が特徴というトレイラーで興味を持っての鑑賞で、予想以上にざらっとドライで現実的なものだった、舞台となるラスベガスの乾いた砂埃が舞う感じがそのまま生活感になって…
>>続きを読むタンジェリンも車無くて歩き通していたな 怒りと体調不良 観察者というか、何かを変える為のエネルギーが無くて雲すら動かず惰性で廻っている 水場ですら嘘くさい此処はラスベガス、作り物のパラダイス たぶん…
>>続きを読む©1991 Nina Menkes ©2024 Arbelos