フェリーニ監督「道」(1954)の見世物小屋版と評される異色の人間ドラマ。「最後の晩餐」(1973)などで知られるイタリアの鬼才マルコ・フェレーリ監督が実話に着想を得て制作。
インチキ見世物で暮ら…
男が同居している多毛症の女に「話がある」と持ちかける。その話とは実際には「お前を見世物に興行をやる」ということなのだが、愛の告白なんじゃないかと思った女が髪を整えて男のもとに向かう序盤の一瞬が忘れら…
>>続きを読む2024年 2月 4日 シネラ
妙に明るく弾む音楽で幕開けするが、内容は虐待に次ぐ虐待。
顔を見られて泣く女に向かって、そんな顔見せられたこっちの方が泣きたいとか。
見せ物小屋から怪しげな研究…
多分物語は重要な部分が欠如して、視覚が起こっていることをより際立たせるのか?カメラはその存在感と立場を共有して、私はすぐに猟奇に対する疑いを払拭して、恐懼を深く感じた。人生は酔っぱらっているようだが…
>>続きを読む念願叶って鑑賞。前半はひどい話だが後半から愛の映画に……。今回の修復版は3バージョンのエンディングが見れる。まあディレクターズカット版が良いかな。通常版は難病モノみたいな凡庸な終わり方だしフランス公…
>>続きを読む✔️ 🔸『猿女』(伊公開版3.6/ディレクターズカット版3.8/仏公開版3.7) 及び🔸『マハゴニー(フィルム#18)』(4.0)▶️▶️
企画から完成まで、規格外…
これも面白かったなー。
多毛症の女性を見せ物(猿女)として売り出そうとするクソ男!
でもそれでいて、観続けていると何とも感動もしてしまう映画でもあった。
エンディングは、伊公開版・ディレクターズ…
「フリークス」「エレファント・マン」あるいはお手軽な「グレイテスト・ショーマン」と比べてみると、人類学ノートとでも呼べる思考を感じる。多毛症女を見世物として興行し、結婚し出産までの物語は、文化や神話…
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