額面の伝記映画の体裁を大胆に逸脱する作劇にワクワクする。
レナード・バーンスタイン。
これだけの人物なだけに、本国アメリカでは、どれだけの人物であったかなどは周知のこと。
それよりも、人間バーンスタ…
個人的には、レナードの生い立ちや思想がより鮮明な前半の方が印象的だった。
(1) “あちこちに散らばる自分のかけらを集めて、確固たる自己を創造した”… ロシア系ユダヤ人という、ディアスポラとしての…
天才指揮者レナード・バーンスタインと愛妻の日々。ブラッドリー・クーパーがバーンスタインの微妙な心理を演じきっていった。輝かしい実績とは裏腹に、葛藤とプレッシャーに押しつぶされそうになるバーンスタイン…
>>続きを読む普通の映画も、こうも音楽が壮大だとスケールのデカい作品に観える。この効果はすごいと改めてこの作品で思わされた。
なぜならあのバーンスタインの物語だから。
ブラッドリー・クーパーは演技も素晴らしいが…