なんか男の妄想を見ているというか読んでるような感覚になる映画だった。
脱ぎっぷり凄いけど個人的にさとうほなみさんそんなに魅力感じず、でもこの映画の昭和っぽい質感と小劇団の女ってとこはハマっていたよ…
序盤の雨の降らし方で好きにならずにはいられなかった。『Wの悲劇』のセルフオマージュもかっこいい。
バーの名前がホン・サンスの映画。
現在がモノクロ、過去がカラーというのが良い。「思い出はモノクローム…
脚本家志望だった男と、ピンク映画監督から落ちぶれて借金回収屋になった男。なんとなく意気投合したふたりは、それぞれの最愛の女性について語る。それは同じ女性だった。しかも、その女性は妻子ある別の男と心中…
>>続きを読む部屋(と韓国居酒屋)で男性2人がボソボソと、昔の女の話を俺目線から話しているだけなのに、社会的に性的搾取されることを生業としていた祥子が、人生でも元彼たちに搾取されていた様がどんどん浮き彫りになって…
>>続きを読むそれと知らず同じ女について語り合う二人の男の会話劇、というピンク映画的センチメンタルと言ってしまえばそれまでだし、セックスを観念的に語る感じも如何にもそれっぽいんだけど、綾野剛と柄本佑の演技合戦が安…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
過去は鮮明で今はモノクロ
彼女がいない世界に色がない、というのを題材的にふたつの意味で表現しているんだろうか
モノクロまで情報量を落としても表現の幅を緩めない綾野剛さんの演技力が光っていた。
印…
湿度たっかい。むあんむあん。
一般的に官能的な映画で性が「美」とか「芸術」みたいな表現のされ方だとしたら、本作はただただ「醜さ」だったり「人間臭さ」だったりを表してて面白かった。
対比構造がしっかり…
なんとなく綾野剛が観たくて再生したら、邦画の良い湿度を感じた。
卯の花を腐らせるような雨。
普通の邦画にピンク要素が入っているように観ると微妙かもしれないけど、ピンク映画に邦画の湿度が色濃く出ている…
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