メイ・ディセンバー ゆれる真実の作品情報・感想・評価

[不健康な年齢差恋愛のその後]　60点

2023年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。トッド・ヘインズ長編九作目。原題"May December"は年齢差のある恋愛関係を意味し、作中に登場する36歳の…

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実話を基にした重いテーマだし、もっとサスペンス要素が強いかと思ったけどけっこう地味だった。主演3人の演技は良かったよ。13歳の少年を父親にさせてしまう年上女は、やっぱり自己中なメンヘラとしか思えない…

結局真実がみえない


実際にあった事件を元に作られてる映画。

年下の未成年に手を出す奴なんてイカれてるに決まっている。
例え相手が誘惑してきたとしても。

当事者そして部外者。
中の人間も外から…

「グレイシーのどこが一番好き？」
「彼女は自分の望みを知ってる
息子が家を出て寂しいから
よく彼女に電話をかけるの
今日は何をするの？って
彼女はいつも答えを持ってる
今日はこれをするのっ…

子どもへの性的虐待とされた事件を映画化することで真実を探すお話。当事者それぞれで事実の捉え方は異なり、かつ時を経て自己正当化のために認知が歪んでいっているものを、映画化するなんて元々無理がある。それ…

[その空間に入る/入ってくること]

エリザベスは常に入ってくる人であり、中心に置かれない。
グレイシーは常に中心であり、場を支配している。場に入ってくる人には寛大であるが、出て行く人にはヒステリッ…

心というのはいつだって、その形を捉えることができない。
愛の形はさまざま、なんて言うけれど、
そもそも愛に形なんてあるんだっけ？

追えば追うほど遠ざかる、
知れば知るほどわからなくなる。

幸せと…