聖書をそのまま生きようとした男の、美しくも無力な放浪。
キリスト教の独善を剥ぎ取り、不条理の荒野で『一人の人間』へと還る瞬間を捉えた、ブニュエル・メキシコ時代の最高峰。
後の『ビリディアナ』の骨組み…
個人的にはブレッソンの「田舎司祭の日記」と観たタイミングが1990年代で割と近く比較してみた記憶がある。私個人としては申し訳ないが、キリスト教信者では無いので「ナサリン」のが初見ではみやすかった記憶…
>>続きを読むナサリオ神父はどこからどう見ても観客である私たちには善人である。しかし、同じキリスト教徒から映画の中では侮辱される。カトリックとはなんなのか、偽善にしか見えなかった。
アンダラが匿ってもらってる時…
神父ナサリンと、殺人を犯した娼婦、彼女と暮らす娘の三人の旅。娘の知人の病気を治したことで、神父は聖人と崇められる。そして最後は神父ひとりになる。本作撮影中に、いつも組んでいるガブリエル・フィゲロアを…
>>続きを読むブニュエル監督20作目。メキシコ時代。敬虔な司祭を描く宗教映画。カトリックの賞を受賞したそうだが、他の作品を観る限りではキリスト教を「バカにしているのか」、「憂いているのか」が判別不可である。幼少期…
>>続きを読む傑作
モンティパイソンのライフオブブライアンを100倍上質にした感じ
善や許しを貫く事の困難さを問いかけているのか、信仰に対する皮肉や揶揄を表現したかったのか
そこの線引きがうまく曖昧になってるこ…
メキシコ時代のブニュエル作品の中ではかなり完成度の高い方。神父ナサリンの巡礼の旅を通して描かれる不幸、苦悩の連鎖。正しいことをすればするほど空回る。
一回宝くじを当てた人がその後何度も外れてばかり…