支配的な男性からの逃亡。
どんなに裕福で、聡明で、ハンサムであったとしても。
逃げなければならないことはある。
1968年でこの視点があったとは。
こっちには来るなと、若いカティという未来に警告し…
「メーサーロシュ•マールタ監督特集 第2章」で鑑賞。
政治家の夫に先立たれたエディトは、保険金や邸宅の相続を拒む。
父の名声が汚されることを恐れた息子は、母を別荘に閉じ込め、婚約者のカティもそれに手…
ハンガリーの女性映画監督の先駆け的存在らしいメーサーロシュ・マールタ監督作品が劇場で一挙公開されているので、時間が合った本作をピックアップ
原題 - Holdludvar- は「月の暈」の意とのこ…
家庭という役割が、死によって解体されたはずなのに、息子、や外部の人間によって再び家に閉じ込められるという話で、対極的に描かれる結婚や権威といった社会規範の中で振る舞う長男と、そういった枠組みでは無く…
>>続きを読む4作まとめレビュー記事はこちら↓
https://cula.jp/2025/11/15/marta-meszaros-review-girl-riddance-home/
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本作が捉えるの…
名士の夫に先立たれ相続を拒み新たな人生を望む主人公が、世間体重視の息子に軟禁される。
息子の婚約者が、口では唾棄しながら主人公へ感応しゆく描写も鋭いメーサーロシュ・マールタ長編第2作。
DV必至…
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