Napló gyermekeimnek/Diary for My Children
とにかく体制の変動の激しさ、脆さが悲しい。誰もが二分されて、お前はどっち派なのだと問い詰められる世界。少しでもグラデーションがあろうものなら、途端にスパイだ!不純だ!反逆者だ!とその烙印を押される。…
>>続きを読む日記3部作の第1章。今回時間の都合で2→3→1との鑑賞になってしまったが、終戦後のハンガリーの激動がよく理解できたと思う。メーサーロシュ・マールタの作品を観たのは今回が初めてですが、もっとたくさん観…
>>続きを読む敵の正体を暴き断罪した我々は、ティトーのスパイも一掃する!
平和を守れ!平和を守れ!
スパイも平和も、施政者の都合の良い様に決められる社会。一体何から何を守るのでしょうか。
これは何?
バナナ…
メーサーロシュ・マールタ自伝的3部作、始まる。
ヤン・ノヴィツキが父と父に激似の後見人を好演、監督自らの分身となる少女役Czinkóczi Zsuzsaとの疑似父娘が定着し、ハンガリー現代史を象徴…
映画館で優しいおじさんに教えられた、(パンフの冒頭にも書いてあって)1985年の第一回東京国際映画祭で、日記第一作の本作のみが上映され、昼の部はガラガラだったという。ちょうど40年に経つ再上映できて…
>>続きを読む過去鑑賞。
都内で上映中と気づいて、本当は行きたいのだけれど、行けないのが残念。この作品は名作だと思う。
ハンガリー共産主義時代の生き様を描いた、もっとも明確で力強い作品のひとつ。
主人公ユリの記…
「マリとユリ」のメーサーロシュマールタ監督、1980年の自伝的作品。父は秘密警察に捕らわれ母は亡くなって、終戦後ソ連からハンガリーに帰国したユリは共産党員の養母マグダの下で育つが…という物語。日記三…
>>続きを読むマールタのバックボーンと、強烈なまでに現実を看破する慧眼。大傑作だ。
ハンガリーについて詳らかにその近代史を知っているわけではないが、その大枠はこの映画で把握できるかのような構成と演出の巧さ。
映…
☆永遠に若い父と母。湖で三人で戯れる回想シーンの美しさ。
☆列車が走るシークエンス。車窓からの眺め含めて素晴らしい。
☆祖父(本当の祖父ではないが)は嘗ての革命戦士。その設定は他の映画でも観た記憶が…
© National Film Institute Hungary - Film Archive