まず、画面の構成が結構シンプルで好きな感じではあった。
養子に出された娘が、ようやく探し出した母親に会いに行くもまったく歓迎されずに終わる。
監督自身もハンガリー?に養子に出された経験からのもの…
4作まとめレビュー記事はこちら↓
https://cula.jp/2025/11/15/marta-meszaros-review-girl-riddance-home/
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メーサーロシュ…
初長編にして濃密。鈍重さを恐れず表現したい事を表現する。初志貫徹の極み。母親を訪れる前後でエルジにほんの少しだけ変化がみられる。男性に対する温情と抵抗が密接な関係で彼女の中に同居している。どこかに反…
>>続きを読む児童養護施設の日々に嫌気がさし、実母を訪れるも姪と偽られて始まる女の変転暮らし。
男を渡り歩いて遂げる数奇な出逢いの逐一が突き抜けており見飽きない。が、特に深まりもしないのは第1作ゆえか。紡績工場…
原題は「女の子」という意味らしい。1931年生まれの本作の監督はソ連に移住した両親(彫刻家とその妻)がスターリンの強制収容所で亡くなった後、移民となった経歴がある。
そんな背景を投影し養女である主人…
[ハンガリー、ある自立した少女の物語] 80点
傑作。メーサーロシュ・マールタ長編一作目。ハンガリーで初めて女性監督が撮った長編作品らしい。主人公は24歳の工場労働者エルジ。彼女は養子縁組が成立し…
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