とにかく重いです。元気でないとかなり辛いです。
もちろんあの事件を思ったら、そうなるべくして作られてるんだと思いますが…
あの事件ともう一つが平行して描かれ、心理描写に心がえぐられます。
天使と悪魔…
試写会にて鑑賞。
実際に起きた障がい者殺傷事件をモチーフにした辺見庸さんの同名小説を石井裕也監督が映画化。
144分という長さをまったく感じず
気がついたら終わっていた。
重いテーマ、何度も何度…
優生思想という考え方があるのは
知ってるけど
その思想にとりつかれたさとくんの気持ちが
全然想像できない
愛する彼女がいて、生活があって
自分の人生をその思想にかける熱はどこからくるのか
例えば、辛…
映画の序盤、施設での勤務を終え、帰路に着く陽子(二階堂ふみ)の姿が強く印象に残りました。
作中では、ワインや帽子、照明など印象に残る赤色が多くありましたが、特に泥のように暗い木々と、赤いワンピース…
さとくんの思想には否定できない部分がある
からこそ
この事件は考えるだけで
大体の人は辛くなると思う
二階堂ふみの役柄
ストレス発散に患者の癲癇を
誘発させようとする介護士
主人公の葛藤
しんどい…
どちらの側にも立てないなと思った。
宮沢りえを綺麗ごとだと笑う覚悟も、さとくんの行いを100%悪だと糾弾する覚悟も持てないのが自分であり、たぶんそういう人が大半なんだろうな。
これの題材になったで…
(C)2023『⽉』製作委員会