【もう一つ】
(以下は1999年にロードショウを鑑賞した直後のレビューです。)
相米慎二監督4年ぶりの作品というふれこみだけど、ほどほど。
作家主義で知られる相米監督だけど、作品には当たり外れ…
松竹の公式ページじゃ「山崎努が演じる父親は、まるで現代版の寅さんだ。」なんて紹介されてるが、もっといえば森崎東映画に出てるときの渥美清に近い。
設定だけなら『早春スケッチブック』のバリエーションにも…
理屈も感情も越えて結び付かざるを得ない親子と家族の話。異様な長回しや大きなカメラ移動は影を潜めているにも関わらず強烈に相米慎二らしさが伝わってくるのは、斉藤由貴のまったく正体不明な役柄と演技のせい。…
>>続きを読む散々『ションベン・ライダー』で調教が済んでしまった身としてはなんと普通の映画なんだ、と逆にびっくりしてします。
「人生には、もれなく迷惑がついてくる」とめっちゃいいフレーズ。相米監督、あんたのこと…
記録。
芸達者な役者揃いで安心して観られた。
蒸発した親父が何十年ぶりかに息子の前に現れ、ひと騒動。
台風の目となる山崎努より、富司純子の方が一枚上手だった。最後の方の展開でやっぱり男は女に勝てな…
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