このレビューはネタバレを含みます
市子やべぇ。
最初、外見から家庭に恵まれなかっただけの人かと思った。
やっぱ一回人殺してると、その後の行動の選択に「殺人」が上がってくるんだろうなぁ。
一回目はハードル高いけど、次からは「最終的に…
重い、とにかくずっと重い
自分の存在を無いものとして受け入れて、人とは関わるけどどこか距離がある、心の奥底までは見せない見せられない辛さに心臓キュッてなった。だからみんな断片的な市子しか知らなかった…
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彼女がしてきたことを事実だけで捉えるとサイコパスでしかないけど、背景を知れば知るほど「普通」を得るためにはそうするしかなかった、ある意味必然だったと感じた。
どうやったら救われたのか、見終わってから…
自分が戸籍上はいないものとされていて妹の人生をあたかも自分のものとして暮らす。
けれど自分は妹ではないと言うことをみんなに知って欲しくて、自分は市子なんだよって訴えながら生きる。その中で葛藤が起きた…
見終わった後に、
本当に彼女は可哀想な女なのか?
ってすごいモヤモヤして。
やっとわかった。
彼女はサイコパス!
社会の歯車から逸れた者ではありつつも、
かわいそうな側面は持ちつつも、
自分の欲望に…
©2023 映画「市子」製作委員会