昨今流行った言葉でいうところの『蛙化現象』を描いた作品だと、まず初見としては受け取った。事態はより深刻だけれども。
ほんの些細な判断の間違いが昨日までの気持ちを一瞬にして消え失せしめ、どころか『軽…
このレビューはネタバレを含みます
軽蔑というタイトルが示すように、夫婦関係のちょっとした心のすれ違いが大きな溝となりその結果破綻してしまうカップルの様子を描いている。
中でも印象的だったのが、脚本家で夫のポールが秘書のフランチェス…
ゴダールはブリジット・バルドーをスクリーンに投影されうる限りの、究極のゴッデスとして完成させた。バルドー演じるカミーユは娼婦のような聖女であり、奴隷のような女王であり、少女のような女神である。バルド…
>>続きを読むあんな建築、撮ったもん勝ち。
ずっとくだらない男女の喧嘩。
うるさいし、どうでもいい。
けど、悲しいラストと、
あの建築のおかげで、良い。
映画作りについての映画。
いかに映画制作者が、プライベ…
寝不足で一日中活動した日に、レイトショーのゴダールを観てしまった。案の定、うつらうつらしながらだったが、ときおり目覚め、印象的なシーンに惹き込まれた。ストーリーはあまり把握できておらず、男女が破局し…
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