ミシェルとパトリシア。二人のあいだに交わされるのは、詩のように断片的で浮遊する言葉ばかり。密室での会話でさえどこか表層的で、彼らの視線は常に観客のほうへと向いているかのようだ。その傾向は、カメラ目線…
>>続きを読むホテルでの長い会話シーンが印象的。アドリブ感のある演出がヌーベルバーグの特徴なのかな。
シナリオのない日常を表現したかったのか。
パトリシアは優秀な学生のようなので犯罪者と関わっていた過去なんてす…
ゴダール監督を世に出した名作!?1960年公開。バリバリのモノクロ映画ですね。このモノクロってのが、この映画のスタイリッシュさを加速させている気がします。
ストーリーはイマイチ面白味感じないんだよ…
大きなストーリーの呪縛に囚われず好きなように愛し合い、奪い、逃げる。ただそれだけでなんとも自由を感じるし、生まれた余白に詩的な言葉が飾られる。
ベルモンドもジーンセバーグもパリの街も全てが洒落てて、…
車内でのショットや夜の逃亡劇、鏡の反射など、思っていた以上にフィルム・ノワール的だった。ファム・ファタルに沼らされ、転落していく男の逃亡劇という典型的なノワール作品っぽいのにショットが独特。車でのジ…
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