『晩春』を鑑賞しました。
小津安二郎作品では、笠智衆と原節子が家族を演じることは少なくありませんが、本作では父娘を演じ、その深い絆や親心・子心に強く共感しました。
物語の終盤、父が下した決断には…
父心、娘心
ラストがいい娘が本心を伝えたところあたりから
幸せって、なったり掴んだりするものじゃなくて、生まれるものなのね
昔と今、どちらにもどちらなりの良さがあるけれど、
結婚するか選べるときに…
No.4801
『美しすぎる異物・原節子』
-------------------
小津現存映画 25/37 (小津映画は全部で54本あるが、現在残っていて見られるのは37本)
トーキー8本…
映画館で観る初めての小津
お父さんが紅茶とパン運んで来るところ大好き
「鈴を転がすような」という比喩がピッタリな笑い声も大好き
生きたことのない時代だけど、本当にああいう人達が、あんな風に生きて…
壺映るところ。
主人公は原節子なんだけど、京都旅行の夜に彼女が嫁入りを決意すると、主人公が笠智衆に交代するような感覚になった。
父親の世話と、自由であることにアイデンティティを据えてそうな娘が…
構図に緊迫感があって見入ってしまう映像だった。日本語が綺麗だった
父親の温かさが台詞と台詞の合間から滲んでくるような演技だった。
登場する女性がみな生き生きとしていて、価値観は移ろっても、人の心の在…
紀子さんが美しい満面の笑みを一切崩さずめちゃくちゃな毒吐くのも、笠智衆が妹の食事量を決めつけて譲らないのも、飄々とした会話がいちいちおもしろい。映画館で自然と声出して笑ってしまった。アヤさんも大好き…
>>続きを読む松竹株式会社