壺映るところ。
主人公は原節子なんだけど、京都旅行の夜に彼女が嫁入りを決意すると、主人公が笠智衆に交代するような感覚になった。
父親の世話と、自由であることにアイデンティティを据えてそうな娘が…
構図に緊迫感があって見入ってしまう映像だった。日本語が綺麗だった
父親の温かさが台詞と台詞の合間から滲んでくるような演技だった。
登場する女性がみな生き生きとしていて、価値観は移ろっても、人の心の在…
紀子さんが美しい満面の笑みを一切崩さずめちゃくちゃな毒吐くのも、笠智衆が妹の食事量を決めつけて譲らないのも、飄々とした会話がいちいちおもしろい。映画館で自然と声出して笑ってしまった。アヤさんも大好き…
>>続きを読む「晩春」は小津安二郎が周到に回避し、徹底した排除したと思われるものを中心に据えた作品といってさえよかろうと思う。しかし、われわれは、それを例外的な要素と断じるのではなく、意義深い細部として肯定せねば…
>>続きを読む娘が嫁ぐ/嫁がないの単純明快なストーリーを、こうも滅茶苦茶に出鱈目にふざけながら、ユーモラスに且つ向こう側の男性の目線を欠いていながらも、人物の導線とカット割で究極的に魅せていくのだから途轍もない。…
>>続きを読む早稲田松竹さんにて『小津安二郎監督特集 紀子三部作 ~NORIKO TORILOGY~』(25年1月4日~10日)と題した特集上映開催中。
本日は『晩春』(1949)、『麥秋』(1951)、『東京物…
松竹株式会社