日露戦争中の山村を舞台に、村の模範青年である清作と旦那に死なれて村に戻ってきた元妾のお兼の夫婦を通じて、戦争の悲惨さ、閉鎖的なムラ社会、生身の人間としての愛などを描いた、増村保造監督のドラマ映画。
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これは凄い。傑作。
増村作品中現状私的ベスト級。
まず一旦内容抜きにして、画作りがいちいち全部カッコ良すぎる。冒頭の突っ立ってるお兼の撮り方だけでも既にキレキレ。こんなにもビシバシとカッコいい画を…
若い頃から妾となって親に売られてた女性
パトロンが他界し遺族から大金を渡され故郷に戻る
村で一番貧乏だったのに大金を持って持って帰ったり、美しい容姿、妾だったことへの蔑みからかな、なかなかの村人の態…
両目はやり過ぎかと思ったが、片目だけでは出征は免れないのか。
両目を潰された清作を責めるとは酷いな。
清作がお兼と結婚しようとした時で模範兵を辞めたように思えたが、その後の出征では模範兵であろう…
ムラ社会こわいの映画。わたしが間違ってるんじゃなくてみんなが間違ってると言ってくれるお兼がいなければ、もうこの映画は見られない。お前らが間違ってるんだよ。ぶっ叩く対象を見つけては石を投げ続けるバカた…
>>続きを読む☆増村・若尾映画の真骨頂なのか?さらに上もあるのか?実体験として、今回初めて増村保造の実力を体感しました!恥ずかしながら。
☆冒頭の若尾さんの後姿(頸)から、正面へショットが切り替わるところから、迷…
2024/12/8 3.9
戦争という狂気が生む怒りや憎しみ、そして愛。
二人が狂っているのか、周りが狂っているのか。
失うことで得たものがある。失うことで分かったことがある。
手に入れたものと失っ…
これは、、超おもしろい、、
とにかく若尾文子の画力が強すぎる。
鶏を抱えているカットとかとてつもないわ。村の中で唯一ちゃんとした格好をしていることがおかねの美しさや異様さを際立たせる。
こういう悲…