落下死と三角関係は『氷壁』を思わせるが、羅生門形式で語られる事件の内実は遥かに陰惨。男性中心主義すぎる裁判、世間の眼差し、仰角/俯角アングルなど全てが若尾文子をサディスティックに追い詰めていく。
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夫をやっつけてくれたおかげで自分の命が助かったとして、その女のことを愛せるのかって話です。殺意があろうがなかろうが、愛するなんてできないよ。人に執着することってすなわち愛なの?私にはわからない。男に…
>>続きを読む登山中、滑落時に不仲の夫の命綱を切って、自分と、夫の助手だった若い男の命を取り止めた女の行為が殺人か、正当防衛か法廷で争われたが・・・
うーん...まあメロドラマだよね。サスペンスとしてとか、ジ…
1人を落とせば残りの2人が助かり、何もしなければ3人まとめて谷底へ沈むというトロッコ問題的状況、女は愛と規範の狭間で迷わず愛を選びとる。その倫理性を、彼女が愛した青年は、どうしたって分からない。
若…
登山中に遭難した極限の状況の中で、ザイルを切断して夫を転落させた妻の行為は、果たして殺人か、それとも緊急避難なのか。夫との仲や若い男性との不貞などの状況とともに、妻の殺人罪が問われる法廷を描いた、増…
>>続きを読むおもしろ!!
雨に打たれてびしょ濡れの若尾文子画力ありすぎでしょ、、怖さすら感じた。
清作の妻で鶏を持つ若尾文子のカットを見た時と同じ感覚。
やっぱりアングルの切り方だったり人や物のなめ方が上手く…
増村保造監督、若尾文子主演
若尾文子映画祭やってますが、すべて劇場で観られないので、レンタルで。
落石事故で夫を殺した疑惑のある妻が法廷にかけられ、無実の罪を晴らすために告白していくが…。
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