YIDFF2025で鑑賞。
ドキュメンタリーの手法の中で新鮮な、被写体のインタビューをテキスト化し、他人がそれを読み上げながら紡いでいた作品でした。
インタビュイーのおばあちゃんたちも実際に画面に…
祖母の記憶の描き方
監督の祖母二人の記憶をテキストにし
俳優に朗読してもらう
祖母たちの日常の映像をインサートで
振り回されも記録しようとする祖母たちへのカメラは印象的
変わって劇パートでは俳優…
監督の2人の祖母、それぞれの生い立ちを記したテキストを孫の代くらいの俳優が朗読することで浮かび上がってくる2つの人生。戦争や結婚生活、旦那の死で時折重なる瞬間が面白かった。ひたすら朗読してる映像が続…
>>続きを読む清原惟監督作品
映画祭ではこの邦画含む2作のみがインターナショナルコンペティション出品
父方・母方の祖母の育ちの記憶をあえてテキスト化し、若い世代の2人の身体を通して朗読形式で発声させる、記憶の継…
父方、母方の祖母の証言をいちどテクストにし(校正に祖母が関わる)、俳優がそれを交互に朗読する。俳優がそれまで視線を落としていた原稿をふっと下ろし、顔を上げ、視線を何処でもない方へ向けながら、朗読から…
>>続きを読む◎ The Cockpitとセットのような形で見て自分のテンションの落差はあった。祖母?の話を読み上げる2人の女性。絵的には少し退屈してしまったけど、切実な半生を振り返っていく話には自然と引き込まれ…
>>続きを読む終盤、語り手という存在から本人が憑依して語っている様に見えるシーンは美しい。
それは演じることの本質ではあるのだけれど、ある個人の体験が演者によって客観的なものから主観的なものに変わり、その体験を理…
画像提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭