A Window of Memoriesの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『A Window of Memories』に投稿された感想・評価

3.6

父方、母方の祖母の証言をいちどテクストにし(校正に祖母が関わる)、俳優がそれを交互に朗読する。俳優がそれまで視線を落としていた原稿をふっと下ろし、顔を上げ、視線を何処でもない方へ向けながら、朗読から…

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3.3

◎ The Cockpitとセットのような形で見て自分のテンションの落差はあった。祖母?の話を読み上げる2人の女性。絵的には少し退屈してしまったけど、切実な半生を振り返っていく話には自然と引き込まれ…

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4.3

終盤、語り手という存在から本人が憑依して語っている様に見えるシーンは美しい。
それは演じることの本質ではあるのだけれど、ある個人の体験が演者によって客観的なものから主観的なものに変わり、その体験を理…

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P
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少しも退屈しないモノローグというのはすごい。
元は声だったはずのものが、役者の身体(カメラに映る肉体とマイクに記録される声)を借りて、モノローグですらないなにかの気配を得ている。
木木
3.9

結婚すると他人との人生が重なるけど、役者が二人の祖母の人生を語っていくのが他人の人生の境界が薄くなって溶け合って一つの線になっていくように見える話だった。ドキュメンタリーでもなければ劇映画でもない狭…

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