このレビューはネタバレを含みます
かなりチープなんだけど、嫌いじゃなかった
社会と自己の間に極端な線引きをしている人(箱男)を異常者として社会のみんなが見てる
ただ各々にそれぞれの線引きがあるはずで、普通の人…
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「彼女は外の世界へ逃げ出したのではなく、箱の中の一つ奥の世界へ入り込んだんだ。箱と言ったら、もがけばもがくほど、次々と中に迷路を作り出す、出口のないブラックホールのような世界だから。彼女は、どこか…
「ノート」を巡っての、書くことと書かれたこと、現実と妄想、語りのメタ構造や記述行為そのものの問いかけという原作に据えられた核心的な部分を、見ることと見られることという極めて映画的な主題、それも穴=フ…
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映画の紹介文は、これまで読んだものの中で、もっとも期待を持たせてくれる文章である。「絶対に観なければ・・・」と思わせる。
安部公房に関しては、『壁』や『砂の女』など、手に取っては挫折を繰り返してきた…
概念や感覚、見せ方、ロックでカッコよかった。安全と思い込んでる場所から見る側、見られる側、目線、記録、記録の書き換え、攻撃、どっちにもならない人、引き込まれる人、箱男はひょいひょいと移動していく。原…
>>続きを読む石井岳龍監督『箱男』(2024)
観る、観られるーその構図すら溶けていくその先の視座へ。
パーソナルな領域を定めるのは個人であり、世界はどうとでも"観られる"。
映画を観ている観客が「箱男」に…
白本彩菜をツモった時点で勝ち確
ゆらぎのあるタメ口が終始心地いい
安部公房大好き!原作を読んで衝撃を受けた作品。
特異な構造自体にメスは入れず、すでにそこにあるモノとして進んでいく。
バウンダリーだ…
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