安部公房はちょっとしか読んだことないし、石井岳龍も2本しか観たことない。
それでもなんとなく「安部公房の文学が石井岳龍の世界観になってる!」と思った。
でも途中からわけわかんなくなってきて、やっ…
このレビューはネタバレを含みます
箱の中で他人を覗き見する男が、ある女と出会って世界の真実を知る話。
最後視聴者限定のキメ顔タイムがあった。
安部公房世界観は長尺になればなるほど、難解な紐がこんがらがっていくから、解こうとせず全体を…
こんなふざけた感じの映画に、なぜか豪華キャスト。
それで、安心して見始めたんだけど、、
怪獣のぬいぐるみを作る予算すら使う必要のない低予算の映画。
予算はすべて役者に使ったんだろうな。
しかも、、…
これはもう深く考えた所で理解が追いつかないので、感覚的に楽しむのが正解だと思う。
奇妙な世界観と詩的でモノローグのような語り口、アクション要素やエロティックな描写が詰め込まれていたり、難解ではあるが…
なんとこの映画、かつてドイツとの共作が準備段階まで行きながら撮影されず。
リドリー・スコットも映画化を試みようとしたとか!!!
そして石井岳龍監督によって現代に生み出された怪作。
主演が永瀬正敏、…
見る人を選ぶ映画だが、素晴らしくゴージャスなB級映画と言うか安部公房らしい中二病感が瑞々しく表れてて僕はとても楽しめた。内的世界と外的世界が分離する必然性と不可能性についていろいろと考えられたのも面…
>>続きを読む原作読了済
見ることには愛があるが、見られることには憎悪がある。
箱男は他者から見られることはなく、一方的に覗くことができる存在である。ただし、ずっとその立場にいることはできず、いつでもその立場は…
安部公房のアンチ・小説の映画版。
小説を書く、読むという物語を映画を撮る、観るという物語に置き換えて石井岳龍らしくバイオレントな勢いとインディー魂で貫いた作品。
元気な石井岳龍(聰亙)を観れて個…
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