このレビューはネタバレを含みます
細かいところは失念したが原作は既読。
箱男は箱をかぶることで外界を遮断し何者でもなくなることができるという魅力的なコンセプトを深堀りしすぎて作品としての面白みを失ってしまったような印象があるのだが映…
悩んだけど劇場での鑑賞は見送ったので、配信で鑑賞。
安部公房の世界にはちょっとついていけてなかったかな。大真面目に箱男同士が戦うところは、笑えた。全編暗めで配信では見えづらく残念でした。
ラスト…
原作は今は亡き孤高の天才作家の安部公房さんの同名小説。1997年の安部公房さん存命中に当時の石井聰亙監督が映画化の承諾を得たもののその後に安部公房さんの急死もあって紆余曲折で製作中止…。
27年経…
箱から世界を覗いてノートに妄想を書き込んだりするという設定は面白かった。私たちが見てる世界は思いの外狭くて、誰しも想像や憶測でものを語る一面があると感じたから。そこは妙に現実とリンクしていると思い、…
>>続きを読む2025.05.13
監督石井岳龍
出演永瀬正敏("わたし")
浅野忠信(ニセ医者)
白本彩奈(戸山葉子)
佐藤浩市(安倍軍医)
渋川清彦(ワッペン乞食)
中村優子(女性刑事)
…
このレビューはネタバレを含みます
「箱」というのは「映画館」を指していて、空けられた覗き穴は、16:9になっていてスクリーンの意匠である。観客全員は「箱男」であり、物語の一部を覗いている。「ノート」は各々の解釈を意味していて、その解…
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