李相日監督『国宝』は、歌舞伎を題材にしながらも単なる芸道物語ではなく、美や芸を極めることの宿命と呪いを鮮烈に描いた人間ドラマでした。
歌舞伎について予備知識ゼロで臨んだものの、冒頭の長崎の雪景色から…
こちらもめちゃくちゃ評判が良すぎて、ちょっと引いてしまうくらいで避けていました。3時間という上映時間もネックだったのですが、ようやく観ました。結論から言えば、まあまあ良かった、って感じです。
何より…
ワンシーン、ワンシーン絵になるような美しい映像、俳優陣の演技、とても良かった。
でもストーリーは人物の感情を追いきれず感情移入出来なかった。喜久雄の父の仇討ち、俊介が喜久雄を歌舞伎界に連れ戻す、俊介…
吉田修一の同名小説を映画化。
戦後から現代にかけての日本を舞台に、「任侠の子」から「人間国宝」へと至る歌舞伎役者の激動の人生を描く。
芸道ものとしての緊張感に加え、友情・嫉妬・愛憎といった人間関…
歌舞伎を知らない自分でも引き込まれました。元は皆、何もない状態から来てるはずなのに結局血筋には勝てないものなのかと。
一度逃げた俊介と、芸を捨てなかった喜久雄。紆余曲折な歌舞伎の道を生きる人生。
ラ…
日本映画の本気を見た。
1回目は事前知識なしで鑑賞したため演目の理解度が低く完全に楽しめたとは言えなかったが、それでも俳優さんの演技、話の展開、映像としての美しさでかなり満足することができた。個人的…
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025 映画「国宝」製作委員会