縄張(しま)はもらったの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『縄張(しま)はもらった』に投稿された感想・評価

oto3x3
3.9

アキラ主演の日活ニューアクション。

『仁義なき戦い』より前の作品だが、東映任侠映画の様式美とは違う、ヤクザの汚なさが全面に出てる。

たった4人での最後の殴り込みの辺りは、実録路線に移行する東映ヤ…

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序盤から、大きな代償を払ってまでやることとは思えない。いいことをやっているのではない、というのがテーマか。

近尾行。

 門の格子が無数のドスのように煌めくラストショット。モニターを破るように窓ガラスや扉をぶち抜いていくカチコミと水滴と血の滴りが濁って聞こえる決着。死体、取っ組み合いながらの銃撃、散弾銃の跡など感傷的…

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「高原児」を頂点とする無国籍アクションの軽妙洒脱なヒーローを演じた小林旭が、イメージ一新の貫禄を魅せた、工場🏭立地を巡る利権を争うヤクザ抗争を描き「仁義なき戦い」に先んじたバイオレンスアクション映画…

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安春は、ヒロインをいたぶる。『俺にさわると危いぜ』では松原智恵子を容赦なくいたぶっていたが、本作では、太田雅子を、車に拉致して犯し、放り出す冷酷さ。それがアキラの怒りの端緒となるわけだが。
lag
4.0

お前の命は俺のものだから決着がつくまで仕事を手伝ってやるよと宍戸錠。状況報告してくれる命預けた郷鍈治。水臭えなあんたがなんて言おうと勝手についてくぜ。おめえを残して死にやしねえよ。ガラス割りまくって…

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60年代後半以降の作品は苦手だけど、ニューアクションは好きだと思っていたら、長谷部安春も西村潔も「探偵物語」なんかのテレビのアクションの演出家だった。見慣れているから好きなのかも

この作品は、見せ…

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アノ
3.9

蝉が鳴き喚くうだるような夏の空気を捉えたオープニングから素晴らしい。日活ヤクザ映画でも屈指の傑作。
陰謀を張り巡らせる男が陰謀に追い詰められるというよくある構図を小林旭の風格と濃厚なカッティングで魅…

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日活の現代やくざもの

小林旭、宍戸錠、藤竜也、郷英治、葉山良二、二谷英明、川内民生と日活のスター勢ぞろいの作品なんだけども結局小林旭と宍戸錠しか目立たない映画でした。

なんだかんだごちゃごちゃし…

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tych
3.6

1968年 長谷部安春監督作品 95分。シャバに戻った次郎(小林旭)に狭間組(戸上城太郎)から声がかかる。「発展する多賀川の土地買収をまとめれば、その縄張はお前に任せる」というのだ。次郎は手下を連れ…

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