ファムファタルな女が纏う危険な香りに惹かれて、その香りを自分も身に纏おうとする純粋無垢な女の子
虫の表現がとても良かった。この前見たクィアでも心を映し出す重要な役割を虫がしていたけど、この映画も虫に…
1930年代のイタリア…風景、街並みに美しさ漂う。
その中に戦火が足元に近づきつつあることを感じさせるムッソリーニの声と時折軍人の姿。
自分と違い自由奔放で大人の女性が漂うような年上のアメーリアへ…
このレビューはネタバレを含みます
踊るところ、稀に見る情感溢れる素敵なシーンでした…
何もしていないのに(そんなことはない)
何故こんなにも官能的なシーンを撮れるのか…
どんな演出をしたら、言葉をかけたら…
このシーンが出来上が…
ジーニアとちょうど今の自分が重なるところが多くて、憧れに対するときめきとか切なさとか、取り残されていくような感覚とか、そんな日々わたしの内側に籠っている感情が綺麗な映像と一緒に表現されているのが、す…
>>続きを読むcall me by your nameにとっても雰囲気が似ていた。
大人への階段。主人公の中に入り込んで、大人の世界の危なっかしさ、華麗さを見た。
燃えるようで掴みきれない情景を1930年代のイタ…
初めて抱く恋心を直で感じる辛さ、痛み。
ミア・ハンセン=ラブの『グッバイ・ファーストラブ』やルカ・グァダニーノの『君の名前で僕をよんで』を想起するような作品だった。
大きく違う点は、兄妹の関係性がこ…
このレビューはネタバレを含みます
とてもずるい作品
ファシズムの臭いがする1930年代後半のイタリア・トリノという華やかだが緊張感がある世界観とどこまでも美しい映像の中で、仕事しか知らない少女が華やかな世界に触れたことで自己を見失…
アメーリア役のディーヴァ・カッセルと予告の美しさに惹かれ鑑賞
ジーニア役のイーレ・ヴィアネッロとてもよかった
長回しのねっとりしたカメラワークがクセ強
ジーニア兄の優しさ
芸術家たちの軽薄さ
…
原作はパヴェーゼの同名小説。
舞台は1938年、トリノ。
少女から大人への一歩を踏み出したい16歳の主人公。
3つ歳上の奔放な美女、アメーリアとの出会いによって彼女の夏が輝き出す。
画家に恋をし…
©2023 Kino Produzioni, 9.99 Films