映画を観るならカラー一択、そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
結果、あり寄りのあり寄りのあり。
色による視界の情報が少なくて神経が張り詰める緊張、ゴジラへの恐怖を感じ、むしろ新しい気持ち…
白黒だからこその臨場感とリアリティ。映画としての凄まじい熱量と面白さに心が躍り、ゴジラの圧倒的な強さに絶望し、そして巨災対と共に奮い立つ気持ちで50000キロカロリーくらい消費した。マジで何度観ても…
>>続きを読む第一作『ゴジラ』にオマージュを捧げるモノクロ版とみる趣きもあるだろうが、私には庵野秀明総監督が敬愛した岡本喜八監督へのオマージュ色を強く感じた。『日本のいちばん長い日』に似た、畳み掛ける短いカットが…
>>続きを読むモノクロにしたことで引き立てられるものもあるし、沈んでしまうものもある。
やはり最初からモノクロで作ることを意識しているかどうかは重要だ。
とはいえ、これはこれで面白い。
樋口さんや、庵野さんの癖…
『面白くない奴は出られない、何と正義であることか』
現代日本に初めて現れたゴジラに選ばれし者たちが挑む怪獣映画モノクロ版。色彩を削ぎ落とすことで議論映画としての純度がさらに高まり、夜のシーンでの神…