コロラドの作品情報・感想・評価

「コロラド」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

戦争は、オーウェンのような真面目だった男を狂気の殺人鬼に変えた。

1865年4月9日の日記に、
「今日は100人殺した。殺したくないのに、自分を止められない」と書いた時には、まだ自覚と自責の念があったようだが。

白旗を降って降伏していた100人の兵士を皆殺しにした上に、終戦後に南軍の生き残り少佐から白旗を突きつけられ「お前は殺人鬼だ」と告発されて、有無を言わさず銃殺したオーウェンは、やはり狂気の殺人鬼だよ。

そんなオーウェンが、事もあろうに判事に指名されちゃったからビックリ!
デルは、オーウェンを助けるために保安官となって、オーウェンを支え続けるのだが...

ジェリコたちとグレートスター社との間の鉱山占有事件においても、ジョニーの濡れ衣事件においても、オーウェンは容赦せずに裁く。かつての部下の苦しむ姿を楽しむかのように。

殺人の誘惑には勝てないのか。
弱すぎるよ。オーウェン。
背を向けていたデルを撃った時には、心底驚いた!!( ; ロ)゚ ゚アカン!!

🔥クライマックスは狂気の沙汰🔥
DarcyAnam

DarcyAnamの感想・評価

3.5
元を辿ればオーウェンが悪い訳じゃないんだけど、こうなってしまうと中々難しい。
デルのオーウェンに対する友情や葛藤もよく伝わってくる。
自分の心理状態を理解してたなら、判事の任命は受けない方が良かったんだろうね。
でもあれだけ色々あって揉めたんだからラストはもう少し凝ってほしかった。
いきなりあっさり終わって驚いた。
G・フォードの不気味さとホールデンの誠実さの対比が良い。
取って付けたようなラストで損してる感じの西部劇。まあグレン・フォードのサイコパス演技が観れるだけでもそれなりに価値はあると思うが…。あの名優ウィリアム・ホールデンですら霞んで見える。

風景等の撮り方は絶品だが編集の間が悪い為、中盤からギクシャクし始める。こんなことになるぐらいならやはり殺戮はしない方が良い。率直な感想。
HAY

HAYの感想・評価

3.0
異常さに自覚はあるものの抑えることができないー
戦争体験から精神を病み、冷血に人々を裁く無表情なグレン・フォード。
南北戦争の英雄オーウェン大佐(グレン・フォード)は帰郷し判事に任命されるが、悲惨な戦争の現実を目の当たりにしたことで心を病み、優しさと誠実さを失い、抑えられない殺人衝動を抱えた疑心暗鬼の塊となってしまう。今風に言うとPTSDによってひき起こされる悲劇を描いた作品である。
法廷に立ったが最後、無実のものでも絞首刑にされてしまうため、市民は彼を恐れ、彼もますます精神破綻し、その様相が無表情なものになるのにあわせて、映画の色合いも我々が思い描くような快活な西部劇からは遠退いてゆく。その眼は、正義に燃え怒りを宿しているようにもみえるが、いつか恨みを持った人間に後ろから刺されるんじゃないかと、小気な男が復讐に怯えているようにもみえる。
このような男が実際に権力を持っている現実社会には嫌気がさす。品行方正でない人間を愚者だと見下し、出来ない人間を無教養だと蔑み、貧しい人間にむかって努力不足だと吐き捨て、他人の辛さを知ろうともせずに偉そうにのさばっている奴等は全員偽物だ。本当の男はウィリアム・ホールデンのように、立場を鑑みず、仲間のもとにやってきて共に戦うのである。
Jumblesoul

Jumblesoulの感想・評価

2.5
南北戦争の後日談もの。
北軍の英雄が終戦後に戦争後遺症になり、判事になった後も冷血ぶりを発揮する。
この時代の作品にしては娯楽西部劇ではなく、重いテーマの異色作。ウィリアム・ホールデンの出演作はこの手のものが結構多い。
hiroki

hirokiの感想・評価

-
軍功をたてた北軍の大佐が故郷で判事となりかつての部下たちを次々に縛り首にしていく。PTSDというより戦争犯罪。保安官ホールデンを焼き殺そうと町に火を放つ。炎に包まれ自滅していくフォード。サイコ西部劇
pier

pierの感想・評価

3.1
悪人判事と善人保安官。
ウィリアム・ホールデン目線で観るからグレン・フォードが余計憎たらしく映る。
のん

のんの感想・評価

3.2

うぅ~ん…。制作当時この映画がどう受け止められてたかわからないけど、いわゆる“娯楽西部劇”とは違いました。

南北戦争で人格が変わってしまったオーウェン(グレン・フォード)が、今で言うサイコっぽくて恐かった。
社会派西部劇。