第81回(2024年)ヴェネチア国際映画祭脚本賞
第97回アカデミー賞で国際長編映画賞受賞
1971年ブラジルのリオデジャネイロで実際に起きた、軍事独裁政権による拉致・殺害事件を、その妻の視点で描…
今もなお続く話に驚愕した。
いつ悟っただろう、終わりが見えないのはさぞ辛かっただろう、終わりが見えて嬉しかっただろう。
でもずっと信じてたんだろう。
いつ来るかも分からないものに備えることも出来ない…
「ルーベンズは誰が殺したのかとその家族」
アカデミー国際長編映画賞受賞。映像美というよりかはストーリーにどっぷり浸かる映画。ほかのレビュー者も挙げられていたが序盤のお父様との眩しい描写が進むにつれ…
実話を元にした話だとエンディングで知りより嫌にリアルに感じた。
I’m still here.の言葉通り日常があっても新しい家族できても幸せでも忘れてしまってさえも、あの時から変わってしまったなにか…
旦那が連れ去られた後も妻として、母として耐え忍ぶ人間の姿が描かれていて印象的だった。
告発が世に出た後のエウニセ(主人公)の活動の描写は少なく、ブラジル軍事独裁政権時代の雰囲気を見せることに注力し…
ある程度ネタバレしてから見に行きました。家族とか、家(営みを紡いでいく場所)のことを考えさせられました。
冒頭のヘリと海のシーン、よく思いつくなと。いきなり作品全体のことを言い切ってるの、作り方に…
幼少期、1970年代後半のブラジルに住んでいた母に誘われ、一緒に鑑賞。土煙をあげて走るフォルクスワーゲンと思い思いの格好をした老若男女で賑わうビーチが眩しい、絶望の中にも愛の暖かさを見出す家族の映画…
>>続きを読む25年後に夫(父)の死亡証明書を晴れやかに、感慨深そうに受け取り、乾杯する家族の描写が痛切だった。25年間の喪失の重み。
70年代リオデジャネイロが失われたものを体現してて、でもその追憶や憧憬だけで…
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