"何気ない当たり前"がいかにありがたいか痛感させられる映画だった。一方的な強制連行により、家族を失い、残された人たちの痛みや悲しみがどれだけのものであったか、観客にヒシヒシと突きつける、そんな映画だ…
>>続きを読む本作は『関心領域』のようにそこで暴力や迫害が行われてはいるのだがそれを直接見せることはしない。というわけで殆ど静かな画なんだけど、喪失の悲しみ・声を上げ続ける勇気・そして何よりも、家族への愛…そんな…
>>続きを読む子どもって思っている以上に色々と感じ取ってる
過激な演出などなく淡々と事が起こっていくけど、70年代の軍事政権下のブラジルの恐ろしさはちゃんと映し出されている
絵に描いたような幸せな家族の暮らし…
連行された人々が酷い拷問に遭っていたことを視覚的に映し出すのではなく、音で想像させる。あくまで残された家族の日々の闘いを真摯に映し出す姿勢がとてもよかった。人々の記憶から抜け落ちてしまいそうな惨禍を…
>>続きを読むブラジル映画を観るのは多分初めてだし、実話を基にしているけれど知らない歴史だったので、勉強になった。
連れ去られた父親側ではなく、家族からの視点なので、家族と同じように不安な気持ちを追体験できるし…
8/26山形フォーラムで「アイム・スティル・ヒア」を観てきました。
軍事政権下のブラジルで実際にあった出来事をとても静かで激しい口調で描いている作品でした。最初の方のこの子沢山の家族の楽しげな日常…
実話の映像化とは知らずに鑑賞しましたが、前半部分の幸せの描写とは打って変わって、後半はお金の工面に困った上に、購入予定だった土地を売却したり、住んでいる家を手放したりとルーベンスがいない時にかなり苦…
>>続きを読む1970年代のブラジル。エウニセ(フェルナンダ・トーレス)は、元議員で建築技術者の夫ルーベンス(セルトン・メロ)、そして5人の子供たちと平穏に暮らしていた。だがある日、軍事政権に夫は突如連れ去られ…
>>続きを読む実話だから、最後にお父さんが「奇跡的に生きて帰ってくる」なんてことは起こらない。
だけど、お母さんが辛い経験を乗り越えて「驚異の力を発揮して自分たちの権利を取り戻す」ことはできた。
尊厳を守るた…
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