渋谷実、1955年。
原作は長與善郎の同名小説(1923)。
17世紀江戸時代の切支丹弾圧、タイトルでもある「青銅の基督」が出て来た時に少し泣いた。意外で、予想外の登場の仕方だったから。情念の強弱…
「殉教血史 日本二十六聖人」(1931)に次いで、日本でのキリスト教弾圧を描いた映画。原作は白樺派の作家・長與善郎による実話を元にした同名小説(1923)。監督は戦前からの松竹監督・渋谷実。美術は「…
>>続きを読む渋谷実のイメージを覆す歴史映画。遠藤周作「沈黙」に先行する長与善郎原作。映画でも篠田正浩やマーティン・スコセッシに先行する切支丹弾圧。芸術の政治利用や棄教と転向など物語の主題が力動的。俳優がはまり役…
>>続きを読む宗教の信仰の自由すら無く異教であるキリスト教を信じた者は容赦なく取り締まっていく江戸時代・長崎を舞台にしたドラマはほとんど『沈黙』と似たものではある(扱っている題材が一緒というのも大きいが)が、本作…
>>続きを読む切支丹信者を転ばせるための任務を嬉々として遂行する、長崎奉行所の冷酷な小役人役三井弘次がじつに巧い。小柄で粗暴で酷薄で。山椒は小粒でもぴりりと辛いという諺がぴったりだ。おれの好きなサム・ロックウェル…
>>続きを読むLeminoを今月でやめるので、Leminoにしかないこれを見た。
青銅の基督とは、踏み絵に使うキリストのレリーフのこと。終盤、隠れキリシタンがそれを踏むのかというシーンに泣いた。
たぶん原作がいい…
長崎の踏み絵、青銅の基督像を彫像した鋳物師と、信者たちの物語。裏切り者の信者、滝沢。ジュンス小名信者、香川、そして鋳物師の岡田話が出動く。完成した青銅の基督像を前にして信者たちの反応は…。
渋谷実の…
渋谷実、コメディ以外も撮れたのか。こんな傑作が埋もれてる松竹のカタログ。転んだ神父を、悪魔、犬と蔑み、足を舐めさせる遊女・山田五十鈴。
キリシタンを弾圧した神父・クリストファン・フェレイラは、遠藤周…