新東宝、モノクロ、時代劇
出演者
田崎潤、片山明彦、瑳峨三智子
小澤栄、岡譲司、三井弘次、高田稔、浦辺粂子、丹波哲郎
【内容】
現代、線路沿いに雨ざらしで忘れられたように佇むお地蔵さんが語る「10…
これは面白い。
地蔵が「その昔この場所では」と語り始める物語の導入がそもそもすごく好み。
淡々と話が進み嫌なノイズになるようなところがない。
下郎に恋するお市が可愛くて、最後も手を繋ぐというより、手…
何とも理不尽な物語。
囲碁の場で殺害された大親分。
その仇を討つために、若親分に仕えるまさに非の打ち所がない下郎。
ひょんなことから下郎が仇をうってしまう。普通は喜んで良さそうなものだが若親分の機…
列車が通るローカル線の一隅の地蔵。「私はその出来事を見ていた」と、回想が始まる。伊藤大輔1927年「下郎」のリメイクで、63年「この首一万石」と三度映画にしている。伊藤大輔は「王将」のように、納得で…
>>続きを読む下郎が下郎に生まれついたことに端を発する、回避不可避な悲劇。田崎潤の忠義一途なカタブツっぷりが可笑しくて、だからこそ社会の理の中で死に至ってしまう道程が無情に浮かび上がる。
悪について考えさせられ…
上司のために頑張りまくる下郎=田崎潤だったが…というお話。
セットが最高だしそれを余すところなく見せてくれるサービス精神旺盛なカメラにやられる。地獄のようなお話だが傑作!
しっかし瑳峨三智子まで死…
2022.131 *218
戦前のサイレント映画『下郎』を自らリメイクした作品。
下郎と主人の信頼と裏切り、というテーマは、『下郎』→『下郎の首』→「この首一万石』へと繋がっていく。
DVDの特…
主人結城新太郎の父の仇を討ってしまった訥平が仇として討たれるお話。石谷こと丹波哲郎の出番そんだけなの…?
訥平が新太郎に付き従う様子が美しく哀しく描かれるようですが、忠誠心というよりはもはや犬っこ…