存在をもたぬ者が存在を問いかけることにより、存在そのものの輪郭が立ち現れてくる。
牛腸の写真と、その撮られた場所を交互に映すカメラ。不在と存在がいわば間違い探しのように連続して映すことで、存在そのも…
感動。この度宿った平熱とは「熱くも冷たくもない」といったようなことではない。「熱くも冷たくもある」のだ。人の温かさの集積・どこまでいってもやはり隔たりつづける人と人の間の冷たさ、その途方もなさ。それ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ある写真家とその人生を紹介、説明、解説して世間に晒す方法は一切ない。この映画は事実や彼の人生を曝け出さずにただ画集を眺めている気持ちになる。その向こう側に近づいていけずに、事実確認も作家の人生も説明…
>>続きを読むミニマルで詩的な映像美に挟まれる牛腸の写真。
静謐な風景や日常の何気ない瞬間を切り取る映像は、見る者に時間の流れをゆったりと感じさせる。
その中で「自己」と「他者」の境界が曖昧になっていく感覚が生ま…
ずっとずっと見たかった映画!
想像以上に静かで途中危なかったものの、画面に映る写真の目の透き通った強さみたいなものにはっとしながら最後まで見れた
双子の写真やっぱりすごく好きだと思ったが当の本人達…