SELF AND OTHERSに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『SELF AND OTHERS』に投稿された感想・評価

葛木
4.8
途中でほんとに呼吸を忘れる瞬間がある。
非連続的なイメージの中で、さみしい感じの光が風に揺れていて、そこにいた人々、街が焼き付いている。曲がり角の度に涙が出てくる。

“何の変哲もない所に賭けている”
記憶の物質化=写真と、ひとつの歌で言った。写真がこれほどに、恍惚なものだとは。一人の記憶が幾つにも分散され、目撃される。その記憶に、良いや悪いやと批評する。醜い人の…

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12
5.0
その場所に、時間にこべりついたあの人たち
過去をたどって不在を突きつけられ、そして未来をみる
誰もいない場所をみつめるとき、不在、というか留守って感じがする だから声がきこえる
もしもし、きこえますか
4.6

存在をもたぬ者が存在を問いかけることにより、存在そのものの輪郭が立ち現れてくる。
牛腸の写真と、その撮られた場所を交互に映すカメラ。不在と存在がいわば間違い探しのように連続して映すことで、存在そのも…

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感動。この度宿った平熱とは「熱くも冷たくもない」といったようなことではない。「熱くも冷たくもある」のだ。人の温かさの集積・どこまでいってもやはり隔たりつづける人と人の間の冷たさ、その途方もなさ。それ…

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36歳で亡くなった写真家、牛腸茂雄の世界。田村正毅の撮影、佐藤真監督の16ミリ、53分の作品。 アップリンクファクトリーにて
4.5
不在、視線、瞬間、自己と他者。
牛腸は僕らを見つめ返している。
4.5
写真を見た時の感情が初めて。遺すことの素晴らしさが詰まってる。
海月
5.0

このレビューはネタバレを含みます

人をとった写真ではじめてよいと思った。
正直この映画を見るまで、カメラの運動の快楽などというものはわかっていなかった。シンプルなパンの喜び。

ある写真家とその人生を紹介、説明、解説して世間に晒す方法は一切ない。この映画は事実や彼の人生を曝け出さずにただ画集を眺めている気持ちになる。その向こう側に近づいていけずに、事実確認も作家の人生も説明…

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