
妻に先立たれた元大学教授の男。
雑誌などの原稿料と貯金で、死ぬまでの生活を計算して、自炊などをして丁寧な老後をすごしている、、、
前半は、そんな、なんでもない生活が見ていて気持ち良かったのだが、、…
このレビューはネタバレを含みます
2026年3月6日
22本目
恐らく高齢者であれば誰でも訪れる自身の最期に対する不安について描かれている作品。いつも通りの生活を送っていてある日突然、体調が優れなかったりすると何か重病に罹ったのか…
白黒なのに、お腹がすく料理シーンが不思議
かえって香り立つような気持ちでした
違う作品ではあるものの
何となく『大いなる不在』と通ずるものがあると感じる
どこまで存在して
どこからが虚構で
これ…
老人の認知の歪みから生じる時間と空間の錯綜を筒井康隆流のスラップスティックとして、見事に映像化(もちろん、それ以外の解釈も可)
隠居老人のおだやかな日常描写を淡々と積み重ねているからこそ、中盤以降…
長塚京三が脱ぐことでの説得力が素晴らしい。老いと乾き、欲望と不安、それらは彼の裸体によって視覚的な情報として画面に映し出される。
支離滅裂、先の見えない話筋、やけに丁寧なカメラ。不穏さの演出に特化…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA