このレビューはネタバレを含みます
説明台詞がなく、意図的な映像での説明と頭の中と現実がごっちゃになるという自分が一番好きなタイプの映画。
内容としては、教養だけで固めた自意識だけ高い元大学教授の人生の終わりを描いた話。
タイトル…
新文芸坐で2度目の鑑賞。打ち震えるような傑作。というか、大好きな映画だ。筒井康隆と吉田大八が描く、夢と現実と妄想がない混ぜになった物語世界に酔った。今後も映画館や配信で、笑いと恐怖とエロスが散りばめ…
>>続きを読む大好きな吉田大八監督の最新作。
初めてのモノクロ映画スクリーンデビューでしたが、あっという間にのめり込み、気づけばモノクロであることを忘れていました。
監督曰く、モノクロの方が情報量が少ない分、見て…
このレビューはネタバレを含みます
ストーリー的にはメタファーで構成された作品。双眼鏡は覗く側が儀助にとっての理想の人間像で、覗かれる側は恥にまみれた剥き出しの人間であることを暗示する道具である。
妻は儀助の性欲に対する恥、理想からの…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA