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恐ろしい映画だった。
あんなにも丁寧で本人曰くハリのある生活をしていた儀助があんなになってしまった理由が老いと死への恐怖であるならば、それはあまりに逃れようがなくて胸が詰まる。
痴呆して何もわから…
四コマ映画『敵』https://note.com/fukuihiroshi/n/n62d4c73412f4
◼️傑作!名作!
ほのぼのしてるっちゃあしてるし
主人公の〝慎ましく丁寧な暮らし〟ぶ…
アンソニーホプキンスの「ファーザー」的な老いホラーかと思ったけど、
こちらは老いによってお澄ましした自己認識がどんどん剥ぎ取られてしまい、勝手に記憶を塗り替えて取り繕っていた恥ずかしい本性が剥き出し…
私は筒井康隆が好きなのに劇場で観られなかったこともあり、この数ヶ月頭の隅っこでこの映画のことが気になっていました。
配信されてすぐ夏の朝7時くらいから観始めたそのタイミングも良かったのだと思いますが…
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普段、夢(想像)の中の人間は自分が夢境にあることを意識できない。後半、幾つの夢(想像)を経て、儀助が自分が夢を見てることを確信していることが、現実と想像の界隈がようやく無くなったのを物語る。だから、…
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やっと見れた。
キャスティングがとても良くて、見てて楽しかった。良い映画じゃーーんという配役。中島歩ほんと良い。
キャスティング含め、すごい丁寧に作られてるなって感じがして幸せな気持ちになった。…
モノクロである意味を感じた。
吉田大八監督の力量が凄かった。
長塚京三さん、素晴らしかった。
そして、役者さん、皆様素晴らしかった。
監督が
"自分自身、この先こういう映画は二度とつくれないと確信…
品行方正な元大学教授
丁寧な暮らし、丁寧な所作、自分の心の奥底の欲望やちょっとした後悔などまるでなかったことのように優しい微笑みと優しい口調で誤魔化す
そして本当は本人こそがたくさんの誤魔化している…
妻に先立たれた元大学教授77歳。
祖父の代からのお屋敷を守り、貯金を崩しながら丁寧に暮らしている。
そんなインテリ老人を長塚京三が演じている。
ぴったり!!
淡々としているが全然退屈じゃない。
丁…
奥深く、色々な見解が出来る映画だった。
ホームページの監督、原作者、出演者の
コメントが良かった。
モノクロだけど料理が美味しそうだった。
改めて"死"について考える時間だった。
生涯家族の味方…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA