元大学教授の紳士的なおじいさんの日常をモノクロで淡々と描いていくのが面白かった。インテリできまじめで、お料理もお掃除も自分でちゃんとできちゃうおじいさん、お友達もいて、教え子にも慕われて、満ち足りた…
>>続きを読むかなり好きだった。
序盤から綺麗事のように丁寧な暮らしをまざまざと見せつけられたかと思ったら徐々に雲行きが怪しくなり、後半のぶっ飛び方はまさかの展開で凄く好きだった。
モノクロなのに食事のシーンが…
本編では「敵」というもの自体の具体的ななにかを言及したりしてはいないが、死や老いといった短絡的なものではなく、儀助が生き抜いてきた77年間の丁寧な生活や保たれた人となりとは相反する後悔や欲望が「敵」…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
滑り込みで映画館で観られてよかった。
老いさらばえた……とは言い難く、まだまだ現役の長塚京三のダンディズムが序盤の生活を魅力的に見せる。
トイレ、洗顔、料理、歯磨き、淡々と続きすぎて、『PERFEC…
面白い!
モノクロであることがとても効果よく活かされてる印象でした。
老齢を迎え、自適に生きて終着点へ慌てず居住いを正して生活しているようでも自分自身の奥底にある自信や確固たる経験値から安定してい…
大好物の3面子が揃いました ①吉田大八 : 監督(「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」) ②筒井康隆 : 原作(「時をかける少女」「七瀬三部作」) ③長塚京三 : 主演(「ザ·中学教師」「東京…
>>続きを読む日本一小さな映画館で1人で観ました。
筒井康隆原作の超癖強な雰囲気を限られた時間で余すことなく表現していて、ここ最近観た邦画ではダントツで好きな作品になりました。余談ですが、昔は筒井康隆さんが書く女…
日本版デヴィッドリンチみたいだったな
ラストのぐちゃぐちゃな混沌具合なんてマルホランドドライブやんけって思った
しかしまあ独り身のジジイから生まれる妄想なんてみんなこんなもんなのかね
現実と虚構の境…
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