今作は奇しくも「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」同様、死を身近とした時の作品で、たまたま連続して鑑賞した。
まず長塚京三さんのスタイルの良さよ…!
昔から何度かお見かけしたことがある俳優さんですが、初…
長塚京三が性的においのする役をやるの珍しい気がする。
前半、淡々と丁寧な暮らしぶりが描かれているところが心地よかった。やはり己のみっともなさは見ないふりをして、虚構というぬるま湯に浸かっていたい。…
モノクロだがパキッとしていて現代的な印象。
前半の丁寧な生活から徐々に不穏が加速していき、何だが長い走馬灯を見ている気分。
やはり考えさせられるのは「敵」とは何か。
自分とかこれまでの人生とかかなぁ…
2025年22作目
妄想に囚われてしまったおじいさん。妄想なのか、加齢なのか。
ご飯が美味しそうだったのに、後半になって妄想が増えてくるとカップ麺とかになり、食事が荒れてくるのが現実的だなと思った。…
このレビューはネタバレを含みます
卓越した演出術を感じた。
ある老人の日常からグラデーションをもってSF的な要素を帯びた倒錯に持ち込む自然さが見事。根源的に描いているもの自体はどうも欲に即したものだが、映画としては綺麗に見せる。それ…
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