日本一の男の中の男の作品情報・感想・評価

「日本一の男の中の男」に投稿された感想・評価


植木等好きなんだけど、時代錯誤な人物設定についていけなくなってしまった。
東野英治郎の説教臭さと植木等の軽々しさのミスマッチが素晴らしい。
さくら

さくらの感想・評価

3.0
調子の良い男がトントン拍子に出世街道まっしぐら。
口が過ぎるために転勤させられ、それでも上手い具合にことが進む。
しかも転勤もただの左遷じゃなかった。

目まぐるしくことが進み、そんなバカなと思わざるを得ない展開の数々に笑ってしまう。

小野子等の無双状態は最強です。
いつ観ても、植木等の映画は、気分がぱーっとなる!
どこでもほいほい踊って伸びやかに歌うところが日本一の所以かな?笑
植木等主演の日本一シリーズ第5作目
今作はヒロインに日活の看板女優、浅丘ルリ子が出演している点が一番の見所
ちなみにクレージーメンバーは谷啓のみがチョイ役で出演してます

【あらすじ】
主人公の植木等は珍しく物語開始から造船会社の営業サラリーマン、バリバリ仕事をこなし出世目前まで来たところで突然傘下のストッキング会社へ転勤となる
転勤先でもバリバリ仕事をこなすのだが次々と部署を転属させられちゃいます
その裏には会社のトップ東野英治郎に何やら思惑があるらしいのだが、、、

【感想】
DVDマガジン「東宝 昭和の爆笑喜劇」第8号での鑑賞
前回の7号の「メキシコ大作戦」のあまりの長さ(162分)に疲れて間が一週間以上空いてしまいました
やっぱり喜劇映画は90分ぐらいが一番見やすいですね
いつものシンプルな植木等のサラリーマンものって点でも入りやすい

今作は「男の中の男」ってことでどんな植木等が見られるのかと期待したんですが、ほとんどいつもの植木等w
図々しくてお調子者で、大口を叩くんだけどその実力も兼ね備えていて結局成功をおさめるところなんかは「ホラ吹き男」みたい、仕事ができるからヒロインをはじめ女子社員にもモテモテなところは「色男」を思い出させます

一応「男の中の男」らしいと思われるのは、女は黙って俺についてこい的な考え方かなぁ
劇中で当時でも古い考えみたいなこと言われてるけど、今だったらモラハラ?wとか思ったり

それにしてもクレージー映画の植木等って私生活、過去が謎な作品が多い印象
この作品でもめちゃめちゃ仕事出来るし、世渡りも上手いのに何故か安いアパートに一人暮らし
物語開始前の植木等がなんでこんな生活なのか想像できない、これが若者ならまだわかるんだけどおっさんだしw
なんか映画の始まりとともに生まれてきたみたいなキャラクター

とかいろいろ思うことあるけど!リアリティとか細かいことは野暮ですね
とにかく植木等のハツラツなサクセスストーリーを楽しむ喜劇映画
今作ではクレージー映画には珍しい浅丘ルリ子や水谷良重なんかを楽しめた点でも満足度高かった作品
遠島

遠島の感想・評価

4.0
古沢憲吾の手にかかった植木は画面からはみ出るようなエネルギーを発散します。
話の展開がよどみなく、画面の切り替えが絶妙の演出。
やることなすことすべて上手い具合に進んでしまう現実にはありえない馬鹿話も小さなどんでん返し、起承転結の連続で飽きさせない。脚本の熟練度を存分に活かしている。
会社の得意先の変なアメリカ人社長が来日し「ニホン、ダイスキ。フジヤマ、ゲイシャ、サムライ、ハラキリ、すばらしい! ケンドー? ワオ! ミフネ知ってる」というセリフが時代を感じさせます。
ちまたではベトナム反戦運動や「日本帝国主義復活」が唱えられ冷戦の激化が表面化する中で、大きな時代感覚から超然と撮りつづ特異な才能の遺産といえましょう。

戦後強くなったのは女とストッキングと言われていました。映画にも出ているように「亭主関白」を主張する植木に上司が「いまどきそんな考えは通用しないよ」と馬鹿にします。それを豪快に笑い飛ばして「実力者はつらいねー」
つまりこの時代「女性上位」は社会通念でありそれを鼻にかけた上司や浅丘るり子のような洋行帰りに対する戦中派の皮肉が込められていて、映画館の中の多くを占めた同世代の人々の溜飲を下げています。
テレビでは「反戦」「反佐藤栄作」がお茶の間をにぎわしていた(今も似た光景)へのプロテストがあったのかもしれません。
takasagoya

takasagoyaの感想・評価

1.0
安保問題のこの製作時に男装女卑を謳うクレイジー映画で最もダメな作品だろう。
虎氏

虎氏の感想・評価

3.7
"日本一の男"シリーズの5作目。
突然ストッキング専門の会社へ異動させられた主人公が、大活躍する様をコメディタッチで描いた作品。
植木等演ずる主人公は造船会社の優秀なサラリーマンで、係長の内示が出ていたのだが、突然系列のストッキング専門の会社へ異動する事になる。会長に思うところが有っての采配であったが本人は知る由もなく、望まない異動に心折れそうになるが、そこでも様々なアイデアを駆使して大活躍する。

冒頭で既に実績のある社員であるという設定はシリーズ初で、何時ものなあなあに入社してしまう展開と違って現実味が有った。お約束のなんでも最終的にうまくいってしまう展開もあるが、何時ものいい加減さは抑え気味なので逆に面白い。

本作でも有名な方々が多数出演してますが、個人的なツボはファンファン大佐こと岡田眞澄と木の実ナナです。特に木の実ナナは、いつの時代でも"雰囲気"が変わらないのが凄いな(^^; だが一番のツボは、ゴジラとミニラの親子が背景モニターにしれっと映し出されたこと…意味不明!(;^^A

最後に一言、基本的には何時もの陽気で楽しい作品なのだが、現代では有りえない表現がある為、万人にお薦め出来る作品でない点が残念である。
maco

macoの感想・評価

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今作は面白く出世し、わかりやすく逆玉の輿に乗る。全編通して明るく、シリーズの中でも観やすい作品。
とりあえず浅丘ルリ子の登場シーンで、かんわいいいいいい!!!!と言ってしまった。
中原淳一の絵からそのまま出てきたようなヘアメイク、60年代の最高にお洒落でカワイイ洋服。
そしてそれらが本当によく似合っている。
仕事をキビキビとこなし、でも祖父を「おじいちゃま」と呼ぶ素敵なお嬢さん役。
老け(植木等の母)役も兼ねていたが、その時のナチュラルなメイクも大変に美人だった。
本当に可愛い…目の保養…。

この作品の主人公 小野子等さんが、これまでのこのシリーズの主人公の中で1番人間らしかった。
喜怒哀楽がちゃんとあるし、ちょっとマザコンっぽいところもあるし。
あとこれはこのシリーズの他の作品にも言えるかもしれないが、ものすごく仕事の能力が高い人なのに他人にいらぬ誤解を与えてしまうのは、報連相が不十分だからだなぁ…と観ていて強く思った。
他の人がやったらまずいだろうな~と思う事をしている場面も結構あったが、植木等ならセクハラにはならないなw 全然やらしくないから。
それと、女は口を出すなって台詞は、女というよりも「現場を見ても何が狙いか理解できない人間が余計な口を出して仕事の邪魔をするな」って事だろうな、と自分は受け取った。
ただまぁ、余計な口を挟まれたくないならそれこそ報連相しとくべきだし、(先に手を上げたのは彼女の方とはいえ)浅丘ルリ子に張り手をかますのはやめて差し上げて!とは思ったけどね。

真上からの構図の多用も良かった。
また、この作品はグンゼが協賛した作品だそうで、商品をパッケージするあの機械は本物なのだろうか?と観ていて思った。
工場見学してるみたいで楽しいのでもっと見たかったw

名前の字幕付きで突然登場した木の実ナナと奥村チヨに吹いた。
この時期の岡田真澄はジェフ・ゴールドブラムにちょっと似てると思った。
ゴジラとミニラが友情出演(映像が植木等のバックで流れているだけ)していて時代を感じた。
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