言うほど苦を感じなかった。
前半見本を見ずにやり直しを大量に食らって落ち込む子とか、帳簿をなくして給料もらえない子とか、自分がやりそうな事があって当事者意識で観てしまった。
劣悪に思えた織里の労働…
第一部よりも苦悩が強く出ているが、その中でもかすかに見える光に魅かれた。
相合傘をしながら階段を下りる男女を後ろから追ったカット。傘がひっくり返り、相合傘は難しいと笑い合うふたり。橙色の光に照らされ…
[交渉は団体戦!] 60点
2024年ヴェネツィア映画祭コンペ部門選出作品(『帰』のみ)。面倒なのでニ作まとめて記載。相変わらず相性の悪いワン・ビン作品、ヴェネツィア案件として『帰』だけ観れば良い…
苦
一部よりもしっくりきた。
中卒でブルーカラーだった10代の記憶が蘇る。
経営者、同僚、先輩、後輩、自分も含めて騙して騙されて、暴力で解決して、逃げ出してという毎日で苦だった。
開高健の流亡記を久…
三部作の2本目を観る。大長編紹介編で伸びやかだった1本目と、明暗のパートの比率が逆転し、浮わつきの良さあった前作の、緩さを突っ込み・解明し続け、抜け目作らず、必要な大小の多くの事を描き抜いてる。前…
>>続きを読む第一部は本当に「春」だなと思ったけど、この第二部は本当に「苦」だった。誰かここから私を連れ去ってくれ〜と思いながら観ていた。
それで私はこれからどこで誰とどうやって生きていくわけ?どこにだって行け…
圧倒的におもしろい。
中国も日本も労働の質に変わりはなく、程度の差があるだけで奴隷労働の同志なのだ。
「機械の時代を告げる鐘は鳴った。決定的に革命的な機械、すなわち、婦人服製造、裁縫、靴製造、…
若者たちの他愛もない会話は、鳴り響くミシンの音と止まらない作業の手とともにある。1枚60円(3元)の人件費で縫われるデニムのパンツや綿入りのジャケット。この低賃金を埋め合わせるために、彼らの作業は文…
>>続きを読む© 2023 Gladys Glover - House on Fire - CS Production - ARTE France Cinéma - Les Films Fauves - Volya Films – WANG bing