イメージするおフランス映画そのもの。
冒頭のクレジットで「Yoko Ogawa」って出てきたから、お、原作は日本人なのかとさらに興味深々。原作は知らんかった。
主人公・イリス演じるオルガ・キュリ…
こういう世界感(原作は小川洋子さんと聞いて)が好きな人にはたまらない作品だろうなぁと。主演の女優さんは儚げな少女のようでいながら濃密な色気があり、いるだけで絵になる感じ。
しかし。私ははっきりしない…
標本室のイメージが小説を読んだ感触と全く同じで驚いた。カットの美しさは日本人ではなかなか映せない冷たさだった。ただモーテル男のくだりは正直微妙。標本室だけで十分成立する完成度なのに、一気に現実に引き…
>>続きを読む泥のような過去のお話。
水に関する描写が多数でてくるが全て粘度が高い。故に泥のように思えてしまう。
標本は記憶の保持であり過去を示す。なのに動いているように見えてしまうのは水のせい。
そんな水と標本…