俳優さんたちの演技が光っており、会話の行間や雰囲気をズシっと深く感じる映画でした。
ただただ悲しい映画というだけでなく、オダギリジョーさんの人生と、愛するものを失っても生き続ける人たちを映していまし…
階段を登ったり降りたりの日常。人間模様よりその繰り返しが記憶に残ったりもした。オダギリジョーが、正直労働者に見えないのが気になってしまって、ストーリーにはまれなかった…佇まいがやっぱりきれい過ぎる……
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役者たちの圧倒的な演技力。美しい長崎の景色。何故か悲しさが付き纏うカメラワーク。とにかく素晴らしい作品でした。
ただもう2度と見たくないと映画でした。
子供が死んだら救われなくていいという部分は共感…
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・時代背景
スーパーはセルフレジ。アルバイトの募集の張り紙が900円代。また、造船所は20年サイクルがあり、今は活況になっているはず。
だが、街並みや服装、電化製品が昭和。
息子が亡くなってから時が…
うーんと、この映画について話すとすると、タイトルの付け方が秀逸である、ということ。
「夏の砂の上」っていう言葉には、言い知れない渇きと孤独と焦燥がないまぜになったものを感じるし、遣ってみたい言葉だな…
地方独特の息の詰まる閉塞感や、その中で息苦しくない距離感を模索していく人たちのお話。
雨の降らない真夏の長崎の景色と、人と人との間の息苦しい空気感がうまくリンクしていると思う。もう少しハートフルかと…
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舞台なら良さそうだけど映画でこのタッチでやるにはサムい演出が多くて置いてけぼりになっておわりました・・キャストもハラマリヒコもそばかすも好きなのに・・どうして・・テーマや設定的には『コット、始まりの…
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優子がガラスを持って白く光って消えたいと言ったシーンが儚くて、これまでの苦労とこれからの苦労を考えて胸がきゅっとなった。
雨に息子を亡くした治が、優子と雨を飲んで喜ぶことで、少し心は軽くなったのだろ…
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