25.11
自分の中に確かに在ったもの.思い出したこと.忘れていた感情.心動いたこと感じたこと.その瞬間の,どこまでも残酷で,爆発的で,もの寂しくて,狂気的で満ち溢れていたあの時間とあの世界の映画…
言動からそのキャラのバックボーンが見える、そんなキャラ作りがとても好みなのだが、
今作は子供にもそれが滲んでいて驚いた。
じっくり時間をかけ、見つけ出した子供たち。それだけではなく、きっとそのために…
人に流されやすく、頼りないけど、純粋な主人公につい引き込まれる。
後半の保護者子供事実確認の会の緊迫とした演技、テンポ、編集が一気にその前のほのぼのした雰囲気からガラッと変わって釘付けにされた。
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これは素晴らしい。監督:呉美保
自分が親になったときもう一度観たい。
手持ちカメラ→フィックス→手持ちカメラの撮影構成が物語への没入と伝えたいメッセージを強調させる仕掛けで凄く上手いし面白い。
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このレビューはネタバレを含みます
2025/09/23
54本目
「ふつうの子ども」96分
主人公の嶋田鉄太がとにかく良かった、この子を主役にした時点でこの映画は勝ったも同然(笑)蒼井優をはじめ大人たちの演技も良かった。
いまど…
無邪気。
今年の映画で一番好きだったかもしれない。
こんなに自然な子役の演技を見たことない。
本当に周りにカメラあるんだよね?って疑いたくなるくらいに自然。
大人の役者が入らない、子役だけの空間…
子どもたちの世界は、家と学校の往復がすべてだ。昆虫採集や駄菓子屋での会話、家族との食事。その小さな日常のなかで“好き”を見つけていく。しかし、そのあいだに新しい世界を見つけてしまったら、心はどう揺れ…
>>続きを読む去年公開の『ぼくが生きてる、ふたつの世界』だけでお気に入り監督の一人にしてしまった呉美保監督。
いやもちろんその後に観た『そこのみにて光輝く』も非常に良かったんだけど、実はこの監督の特徴はまだ分かっ…
ずっと見たかった映画
やっと近くで公開スタート
ということで早速行ってきた!
わたしがのんびり過ごしてる10年間と比べたら、小4年生10歳の子どもはこの世に生まれて10年間本当に目まぐるしく色々あ…
©︎2025「ふつうの子ども」製作委員会