2022年5月に逝去された映像作家・石井隆氏の没後3年に合わせた初期傑作『死んでもいい』(1992)、『ヌードの夜』(1993)、『夜がまた来る』(1994)、『天使のはらわた 赤い閃光』(1994…
>>続きを読む大阪・十三の雑居ビルの中の映画館・シアターセブンで鑑賞
街や映画館と作品が合いすぎてる
冒頭、駅の出口から真っ直ぐ続く駅前通り。それだけでこの映画の時代背が分かる
大竹しのぶがさす赤い傘も印象的
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ジメジメしてる、最初から最後まで、ずーっと
インティマシーコーディネテーターの概念すらない時代の表現、
でもそれが男性優位社会で生きる日本の女性の抑圧的実状を暴いている
若い男の本能的な愛情と、年…
レイプから始まる恋という男性ご都合主義の展開には100%賛同できないが、さすがに心揺さぶられ、数日経った今も心にしこりが残っている。
冒頭、主人公は電車の中で横たわっている。そこに画面手前から走り…
基本何度も見返すタイプではないが、本当に素敵な作品は何度観ても面白い。
信の名美にじわりと、時に大胆に迫っていく心情表現がなかなか気持ち悪かった。
名美のトイレのあとにすぐに入り、まだ水が流れている…
電車内ローアングル。カメラが前方に動き、座席に横たわる永瀬正敏(外れたイヤホン)を映す。大月駅構内を歩く永瀬正敏を映すために前方に動くカメラ。何テイクも重ねたであろう、旅行カバンを振り上げたはずみで…
>>続きを読む石井隆ノワールの極致。
雨と夜。ネオン管。男と女。赤い傘。
序盤からテクニックのオンパレード。
スローモーションや長回し、多用されるローアングルのカットにクローズ・アップ。
すべてが的確に必要性を…
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