期待以上の内容で今年のベスト5に入る作品でした。まず全編を通していい意味での違和感がある。その違和感というか問い?にそれぞれの時代で一貫性があり悪夢の中で答えを探す感じの映画。一話目の1995年で行…
>>続きを読む村上春樹作品のなかで『神の子どもたちはみな踊る』は特に好きな作品。予告編のかえるくんに驚きつつ、勇気を出して観に行った。
1995
妻が出ていって、中身のない箱を持って釧路に行く話。
岡田将生がい…
所謂ハルキストではないが、「神の子たちは皆踊る」は好きだ。村上春樹は弱いものの味方を嘘偽りなく貫いていることがやはり非凡だなと思わされるのであるが「神の子たちは皆踊る」にそれが一番現れていると思う。…
>>続きを読むよくぞここまで村上春樹の小説を、小説の良さを壊さずに映像化できたな、の気持ち。多分他の映画だったら、セリフが文学的すぎるし長いしで、違和感しか残らないはずなのにこの作品ではそれがむしろ心地良くて、め…
>>続きを読む巨大なかえるの姿をしたかえるくんがいて、こう言うんだ。東京を壊滅から救ってほしい。日本が大きく変わった30年、ぼくたちの物語は30年前のあの大きな地震の後から続いている。憎しみを溜め込んだ地中で蠢く…
>>続きを読むNHKが村上春樹の連作短編集『神の子どもたちはみな踊る』を全4話でドラマ化した『地震のあとで』を2時間に再編集した映画。
内容についてはドラマ『地震のあとで』のほうに書いたんで細かくは繰り返さない…
10.26追記
これ実はアフターザクエイクとなってるけど、地震は関係なくって。
オムニバス形式で描かれる4つの時代と人々。
その全てが、からっぽで、孤独を感じている。
孤独に生きている中にも、内…
©2025 Chiaroscuro / NHK / NHKエンタープライズ