『ジョニーは戦場へ行った』が日本公開された時、僕は中学生でした。映画館で、頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けたことをはっきりと記憶しています。キリストと呼ばれる男が、電車から身を乗り出し、泣くよ…
>>続きを読む撮影と演出が素晴らしかった。どのシーンも端正な映像表現が行き届いていて、凄惨な内容なのに気品を感じる。
飢えと疲労の極限状態にある兵士たちの会話や行動に、そこはかとない可愛さや諧謔性がある。生きて…
2025年映画日記185
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第二次世界大戦末期のレイテ島。日本の敗戦が濃厚となるなか、肺病を患った一等兵・田村は部隊から追い出され、病院でも食糧不足を理由に入院を断られてしまう。病院の前で田村は同…
心身共に追い詰められて、極限の空腹状態で起こってしまう悲しい現実。戦争の悲惨さが伝わってくる。戦線に立たされた人がこんな思いをしていたと思うと憤りを覚える。戦時中がテーマでも市川崑監督らしさがあって…
>>続きを読む塚本監督版は見てましたが、市川崑監督版は未見だったので鑑賞。
1960年代初めころの作品だけあって、今頃作品に比べると、芝居が派手な印象。
でも、モノクロであること、少しづつ疲弊していくので、ち…
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