映画そのものは綿密な取材と取材対象者との関係性による賜物で、大変骨のあるものであった。
色々な立場がある。私は今、児童福祉の立場にいる医療関係者だ。
この映画ではあくまでも逮捕起訴された人に対する…
乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)の疑いをかけられたケースの当事者のその後を追うドキュメンタリー。
SBSはそれに絡む事件が当時盛んに報道されていたので知ってはいたけれど、その後の遷移は知らなかった。…
2025年 127本目
そういえばそういうのあったな、と当事者じゃない自分はその程度にしか思わないけどその事件の度に裏で誰かの人生がめちゃくちゃにされている当たり前の事実にしっかり向き合う良い映画…
それぞれにそれぞれの立場があって、捉え方も良しとするものも違う。
一度黒とされたものは白には戻らないし、有罪だとされて拘束されていた時間は戻らない。報道にも検察にも証人にも判決にも色々と疑問を抱いた…
【医学専門家にとっての試金石】
一時期、新聞やTVなどマスコミを騒がせた事件に「揺さぶられっ子症候群」があった。乳幼児が激しく揺さぶられることで脳の損傷が起こり、死んだり重い後遺症が残るとされ、そ…
揺さぶられっ子症候群(Shaken Baby Syndrome、SBS)。
有罪を逃さない正義と冤罪を生まない正義。
検察、弁護士、小児科医、立場が違えば信じる対象が違い、信じる正義も違う。
冤罪…
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