ストーン/クリミアの亡霊の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『ストーン/クリミアの亡霊』に投稿された感想・評価

ソクーロフの劇映画。登場人物は二人。舞台は、冬のチェーホフの館博物館。ここはチェーホフの墓の上に建っている。管理人の青年が、チェーホフの亡霊と出会い、話をする。だが、セリフ量は極めて少ない。向こうで…

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RIO
4.0

チェーホフが甦る

暗い奥行きで感情を読みとる 動かない絵画を見ているみたいに
初期からの作品を撮影しているアレクサンドル・ブーロフ

第2の生を受けたチェーホフは生きることに理解できない青年に何も…

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塩湖
4.5

本格的にソクーロフを好きになってきたかも。全編通して気圧されるが、鶴が隣に寝そべる男の衣服をくちばしでつまむところと、廃れた街から何かの視線がゆっくりと海に向けられる一連のシーンには特に胸を衝かれた…

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水蛇
5.0
人生。14世紀くらいからこれを知ってる気がする。結局この映画を語る術がない。何を言っても自分でさみしくなる。無人島には持って行かないけど、あの世にこれだけはVHSごと持って行く。
BON
4.8

青年とチェーホフの亡霊による魂の好感と宇宙の果て。

冬、クリミア半島のヤルタ。黒海のほとりにある館の番人である青年が、文豪チェーホフと思われる亡霊と出会う…。墨汁をボカしたようなモノクローム…

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田辺
4.0
Ryszard Czekałaの作品の静けさに近いものを感じた
「静かなる一頁」位までの、ただひたすら幻想的で色々よくわからぬものを混ぜて誰も真似のできない様子の表現になっていて魅力に溢れている。
生への絶望感。
静寂の中観客の寝息といびきが亡霊の呻きのように響き渡る珠玉の88分。
4.5



ユーロスペースのソクーロフ特集。凄まじい。が、激しく眠かった。飯を控えめにして、酒も飲まず、コーヒーを飲んで、かなり集中して挑んだのだが、3回、意識を奪われかけた!その度に集中しろと自分を叱咤し…

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tBi
3.8
Rec.
❶19.02.24,ユーロスペース(35mm)/ソクーロフ特集

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