シドニールメットの社会派実話モノ
こういうの撮らせたらシドニールメットがNO.1
要所要所のショットは相変わらず美しく格好良い
そして検察達がチェロの処遇を巡って議論するところはさながら十二人のよう…
ある方向への「決断」ではなく、「最初から彼(ら)は二律背反を抱えている」というのを滔々と撮っていることが最大の美徳だと思った。その視点においては、決断というものは行動不能という最悪の事態を避けるため…
>>続きを読む追悼 トリート・ウィリアムズ。追悼 あの頃の俺!
「バニシング・ポイント」(71年)を観た時、「これは俺のためだけに作られた映画だ。」と思ったものです。しかしこの「プリンス・オブ・シティ」を観た時…
若き日のトリートウィリアムズが苦悩する刑事を熱演する実話ベースの汚職摘発もの。
麻薬課に勤め自らも裏取引や悪党の金をくすねていたが、善意に苛まれ汚職の摘発証言を引き受ける刑事の物語。
まずトリートウ…
重すぎるルメット。軽快に事件を解決するSIU(特捜班)の刑事ドラマかと思いきや、タレコミ屋に麻薬を渡す為に泥まみれになってジャンキーから奪い取る汚職刑事トリート・ウィリアムズ。ゲロ吐いて妻に暴力を振…
>>続きを読む名匠シドニー・ルメット監督作品。
汚職刑事の心理を追って、淡々とドラマは展開、三時間を面白く観ました。脚本が丁寧で、警察、検察、マフィアなどの人間関係を、そしてその家族たちも室内劇のように描いていき…
市警の巨悪にたった一人で挑戦する捜査官描く。
ニューヨーク市警、その麻薬捜査員たちの間にはびこる汚職。マフィアや麻薬の売人たちから賄賂を取り、警官とは思えない羽振りの良さで、彼らは”街のプリンス…