とにかく切り返しと発砲の量がえげつない映画。登場人物が(同期、相棒、夫婦など)常に一対の存在=二人組として登場するバディ構図もイーストウッド以降は孤立した男へ変わっていく。
序盤の望遠レンズや屋上で…
面白い。金曜から日曜にかけての刑事達のお話。殺人犯を取り逃してしまったマディガンと相棒、不正を行った親友であり部下の処遇と不倫に悩む高尚なお偉いさんをメインに話が進む。何ともグレーなやり口で築いたで…
>>続きを読む下っ端中年刑事最期の三日間。おっさん同士の汗臭い人間臭い会話劇の隙間にドライな死が差し込まれる。どんな人生を抱えてたって撃たれたらそこでおしまい。そのシビアな諦観にグッとくる。フォンダとウィドマーク…
>>続きを読むシーゲルの中ではあんまり。確かに主人公が死んじゃうの珍しい。全体的にシーゲルらしい暴力性や鋭い編集よりも、ポロンスキーの書く弛緩した会話やラッセル・メティが写すブルックリン(素晴らしい空撮のオープニ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
一周まわってシーゲルの時代。
政治的にアウトなマディガン。全然仕事してないし。
だが、現代よりもはるかに他者や敵と友好的で、相手から敵対的にされても「なぜそうアツくなるんだ」と素直に聞く。わからない…
イーストウッドと出会う前のドン・シーゲルが手がけ後にテレビシリーズ化もされた刑事もの。
参考人として連行しようとした男に拳銃を奪われ逃走を許した刑事が執念でその行方を追う物語です。
自らの正義の元に…
ハードになり切れていない半熟ボイルド。リチャード・ウィドマーク演ずるマディガンは清濁併せ吞む微妙なナイスガイで男女から人気がある。最初のシーンでへまをしてそれをリカバーしようとするのだが....
男…